共産党京都府委員会「定例宣伝」(四条烏丸、京都駅南口)で訴え

2021年12月12日

 

11日、総選挙後、先週から再開された日本共産党京都府委員会の「定例宣伝」。
京都市内の四条烏丸、京都駅南口で、さこ祐仁京都府会議員と訴えました。

 

 

私は、岸田首相の「所信表明演説」とそれに対する「代表質問」、その答弁などを踏まえ、「首相は、『聞く耳を持つ』というが、今の政治は一体どうなっているでしょうか」と問いかけ、いくつかの点で岸田自公政権の危険性を明らかにしました。

 

 

まず、オミクロン株への対応です。この点では、「医療崩壊を招いたデルタ株での失敗への反省が必要」と指摘し、「医療機関に病床確保を要請しながら、岸田首相が公的病院の統廃合と病床削減を進めている」と批判。「医療関係者や国民の声を聞くというならば、直ちに病床削減計画を中止し、病床の抜本拡充へ方針を転換すべきでないか」と強調しました。

また、「ワクチン接種の問題では、日本共産党は、3回の接種の思い切った前倒しを求めるとともに、富裕国と貧困国の格差解消に取り組むべきと、国会で提案しています」と紹介しました。

 

 

さらに、「いま、子どもさんおられる世帯への10万円給付をめぐり議論となっているが、クーポン券発行の事務費に900億円以上も使う。そればかりか、補正予算案はコロナで疲弊した国民を苦境から救うにはほど遠い内容だ」と指摘。「聞く耳を持つというならば、コロナ禍で一番傷ついている年収100万~200万円のワーキングプアの方、商売人や事業者、学生のみなさんこそ支援し救うべき」と訴えました。

一方で、「世界最大手の台湾の半導体企業に4000億円の補助金、軍事費を財政法を無視して補正予算として7738億円も計上するのは言語道断だ」と指摘、「大企業と軍事費への異常な大盤振る舞いをやめ、コロナで苦しむ国民の暮らしに振り向けるべきだ」と強調しました。

 

 

最後に、「聞く耳」どころか、沖縄県知事の意見を聞かずに辺野古米軍新基地建設を強行する政治姿勢や、「敵基地攻撃能力の保有」を主張する岸田政権の危険性を指摘し、「いまこそ、憲法9条を守り生かす政治をつくりましょう」「そのためにも、来る参院選挙での日本共産党の前進、京都選挙区での、たけやまさいこさん必勝を」と呼びかけました。

さこ府会議員は、京都府議会の論戦の様子を紹介。北陸新幹線の無謀な延伸計画や京都府の保険所体制の脆弱な実態を告発し、来るべき京都府知事選挙で、府民の暮らしと営業を支える府政をと訴えました。