野党国対委員長会談。臨時国会で本格的な議論を行え。TBS 八代氏デマ発言は見過ごせない//定例記者会見

2021年09月16日

 

15日、国会で定例の野党国対委員長会談・連絡会(野国連)を開催。

自民党が首相指名のための臨時国会を10月初めに召集する意向を示したことについて協議。
野党が要求している憲法53条に基づく臨時国会は憲法違反を承知で拒否、菅義偉首相が退陣し、新しい首相を選出するための国会は召集することは「許し難い」と厳しく批判。

もともと衆院議員の任期が切れ、国民が審判を下す総選挙を行わなければならない。首相指名だけの臨時国会にせず、所信表明演説や新型コロナウイルス対策の本格的な議論の場として、衆参両院での代表質問、予算委員会の開催が必要だとの考えで一致しました。

私は「野党が要求してきた憲法53条に基づく臨時開会の開会を事実上、拒否したものだ。与党が憲法違反を続けていること事態、自民・公明政権がいかに国民と国会を無視しているかということの表れだ」と批判しました。

 

 

私から TBS系の「ひるおび!」八代弁護士のデマ発言と謝罪もせず正当化の態度をとっていること、加藤官房長官のデマにデマを重ねる発言について、「わが党を侮辱するもの」「民主主義を破壊するものだ」と提起し抗議の意思を表明しました。
立憲民主党の安住淳国対委員長は「共産党の立場を全面的に支援する。野党の共通の認識だ」と述べました。

 

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野国連後共同会見では、安住氏が報告を行い、「首班指名のための臨時国会は開くが、憲法53条に基づく臨時国会召集要求、開会に応じないというのは許し難い」と指摘。そのうえで「臨時国会を開くなら組閣だけでなく、最低の条件として代表質問を行い、衆参両院の予算委員会を開催するよう求める」と述べました。

さらに、八代弁護士の発言については「総裁選は重要な選挙だが、総選挙を控えている状況をまったく理解していない」と批判。そのうえで「共産党の立場を全面的に支えていくことになった。個別の番組をチェックするのは良くないが、暴走されたら国民を扇動する暴力装置になりかねない」と述べました。

 

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定例記者会見では、いつものように、野党国対委員長会談・連絡会の報告を行いました。

八代弁護士の発言に関する質問がありました。

総選挙が近づいているもとで、事実に基づかないデマ宣伝は、日本共産党に対する攻撃ということに止まらず、共闘の全部の党を攻撃するという図式です。その動きに対して、野党がそろって「民主主義の破壊は許さない」との立場を共通認識にして、全面的に支援することを確認したことの意味合いは大きいと思う。私は、そこに未来があるし、本格的な支配層っていいますか、それを危機意識の表れで、私たちはこれを克服しながら勝利に向かって突き進んでいきたいと燃えています、と述べました。

 

 

記者団からは「菅内閣が発足して1年を振り返って」「菅首相が臨時国会を開かないことについての受け止め」、新・立憲民主党が結党して1年経過したことに対して「意義と期待について」「総裁選で自民党内が活発になっていることについて」「菅総理が24日からの日米首脳会談に出席することについて」「国民に説明責任を果たさないことについて」などが出されました。