岩手県一関市で「総選挙・市会議選勝利」演説会に臨む

2021年07月21日

 

報告です。18日、岩手県一関市で開催された「総選挙・市議選勝利演説会」に駆けつけ、衆院東北ブロック予定候補者・ふなやま由美さんとともに訴えました。

一関市議会議員選挙は、9月26日告示・10月3日投開票で、総選挙と同時に実施される可能性があるため、現有3から4議席の獲得と総選挙での日本党の躍進を、と呼びかけました。

司会は、高田一郎県会議員が務めました(写真下の左端)。市会議員選挙は定数30から4議席減となり26議席に。

 

 

4人の予定候補がそれぞれ決意表明を行いました。
はじめに、千葉えいき予定候補は、勇退する藤野秋男市会議員の後継者、若い世代の代表として議席を守り抜くと力強く決意表明。
千葉氏は、1月に25年務めた会社を退職し、「若者が安心して働ける、子育て世帯の願いを届けるために全力で頑張る」と述べました。

 

 

佐藤まゆみ予定候補は、2カ月前に立候補を決意。夫の故郷・大東町に86年にUターン「コメ・葉タバコ・和牛の繁殖の仕事に従事し、日曜日も働くとは驚きだったと」述懐。地元の女性とヨモギをに関わる地域活性化運動に力。「ここで暮らせて良かった、青年が安心して就労できる、誰もが安心して生活できるようにしたい」と表明。

 

 

斉藤よしひろ予定候補は、勇退する菅野恒信市会議員からのバトンタッチ。5人のお子さんを育てるお父さん。JA職員として33年働き、PTAでは子育てが安心してできる社会に、農協労組では先頭に立ち、青年部などで活躍。
斉藤氏は「農家を切り捨てをやめさせ、若者が安心して農家ができるように」、「学校給食無料化はPTAとして実現を訴えてきたが、今度は市会議員として実現させたい」と決意表明。

 

 

岡田もとみ市会議員は、4期目に挑戦。12年前初当選以来「母と子の願いを市政へ」がライフワークとして議員活動を続けてきましたと報告。市当局が、「市と住民の覚書」まで無視して、強行しようとした新焼却場建設を住民の皆さんとの運動で撤回に追い込んだ取り組みも報告。
まちづくり計画も無しに約19億円もの購入費を使う無謀なNEC跡地購入計画を6月議会で否決した市議団が果たしてきた役割を報告。市議選で共産党の勝利で断念に追い込もうと訴えました。

 

 

ふなやま由美・衆院比例東北ブロック予定候補は、「東北で高橋千鶴子議員の議席の絶対確保の上に、史上初の2議席獲得を」「安心・安全の未来を子どもたちに」と訴えました。

 

 

私は、冒頭、市議会議員選挙と同時期におこなわれるであろう総選挙と一体の選挙選。4人の市議候補の全員勝利、日本共産党の躍進で、菅政権に審判を下し、野党連合政権をつくる選挙にしようと呼びかけ、「今が本番」であり、勝利を目指す活動を一気に強化しようと訴えました。

続いて『毎日』の世論調査を紹介。内閣の支持率は30%、不支持率は62%。『五輪を楽しむ気持ちにはなれない』が47%、『もともと五輪は期待していない』が17%。開催直前の現在でも延期・中止を求める声が多数を占めている。ここに国民の世論があり、この世論を切り開いてきたのがほかならぬ日本共産党であるところに今の情勢の特徴がある」と紹介しました。

西村大臣の発言は、撤回したもののまともな反省と説明は一切なし。菅内閣全体の責任が問われており、国民の苦しみに心を寄せることのできない、この政権は終わらせなければならない」と述べました。

 

 

そして「この間の菅政権の本質を現す、象徴的出来事は、何といっても西村経済再生担当相の酒取引通知の問題ではないでしょうか」と切り出し、「この問題には、菅内閣の体質、強権政治という特徴が象徴的に現れた」と指摘。「内容を閣僚会議で共有していたにもかかわらず、平気で『知らない』という。また、営業の自由を保障した憲法に違反しても平気でいる。さらに、いまだに『密告制度』は残したまま。ここには、国民や業者の苦しみに心を寄せる気が一切ない。冷たい菅政権の本質が端的に見て取れる」と厳しく批判しました。

 

 

その上で、「コロナ禍の中で求められる政治とは何か」、「コロナ禍のなか、日本の政治や社会のありようが根本から問われており、国民が深く考えだしているのでは」と問題提起。

政治を変えねばという大きな流れが動き出していると指摘。

 

 

市民と野党の共闘に話を進め、「この5年間余の野党共闘には、見るべき画期的な前進がある」として、「東京都議選で野党第一党を維持し、3連勝をするというのは国政選挙でもない重要な成果。19人の都議というのは、国会議員にすると106人の国会議員団に相当する」「しかも、都議選で特に重要だったことは、野党共闘効果が明確に発揮されたこと。お互いに調整を行い、立憲民主党と無所属の候補者は8人中7人、共産党の候補者は6人中5人が勝てた。
市民と野党の共闘にこそ、政治の未来があると強調しました。

 

 

この岩手では、かつて『こまる(小さい丸)』を掲げて、庶民が為政者に対し一揆をおこし怒りをぶつけたが、今こそ『こまる(困る)』との旗を掲げ、菅政権に対し怒りをぶつける時ではないか」と呼びかけました(写真下は、37度の暑さの一関。上着を脱ぎ訴える私)。

 

 

総選挙と一関市会議員選挙を一体で闘おう。その基礎は、「比例代表は日本共産党」という政党選択の訴えを根本にすえて、頑張り抜こう。日本共産党を強く大きくして勝利しようと結びました。

 

 

演説会のあと、千葉えいき事務所びらき、佐藤まゆみ予定候補との街頭演説、岡田もとみ市会議員との街頭演説、斉藤よしひろ予定候補の「つどい」と駆け巡りました。順次、報告します。