伊吹文明・元衆院議長が勇退。「永遠の好敵手」
2021年06月30日
自民党の伊吹文明・元衆院議長は、28日、京都市内で記者会見を行い。次期衆院選挙には出馬せず、勇退することを発表しました。
私は、各メディアから感想を求めら、次のように語りました。
ある種、寂寥の感があります。ほんとうに長い間の議員活動に敬意を表し、「お疲れさまでした」と言いたいと思います。
私が衆院選に立候補した中選挙区制最後の1993年の総選挙以来、同じ選挙区で闘ってきました。小選挙区京都一区では、8回敗れました。このような同一の「カード」での激突の長さは、ごく稀と言えるのでは。
大先輩には失礼ですが、「永遠のライバル」「究極の好敵手」と言えるのではないでしょうか。
衆院議長としての職責を果たされた、見識豊かな方です。
個人的には、2008年上梓された「いぶき亭 四季の食卓」を頂戴し、感想をしたためハガキをお送りしました。伊吹氏は「感想の文をくれたのは、穀田君と市田忠義君だったよ」と後に述懐していました。東日本大震災の折には、私の故郷の実家が傷んだのではないかとお見舞いの言葉をかけていただくなど交流がありました。
「議会制民主主義の発展をめざし、こくた君の国対委員長20年を祝うつどい」の呼びかけ人として名を連ねていただくなど、党派を超えた議会人としての激励を受けたことにお礼を申し上げます。
私は、来るべき総選挙で、市民と野党の共闘の候補者として勝ち抜くために奮闘することを述べたいと思います。
今後とも、ご意見番としてご教示ください。お元気で活躍ください。
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国対委員長20年を祝うつどいでの伊吹氏のスピーチは以下の通りです。
◆「私は京都一区でこくたさんと8回選挙をたたかったが、『戦友』という思いが強い」
◆「蜷川府政が続いた京都の政治風土の中で、共産党の国会議員は、谷口善太郎さん、寺前巌さんらは、清水の土をこねているものの辛さや、西陣の織り子の労働条件がどうかなど、人間味のある方が多かった。・・・こくたさんも、市田さんも敬愛している。これからも間違いのないように国会を動かしていただきたいと思う」
2019年8月、下京区の植柳学区の「夏祭り」では、来賓として下京区長や伊吹氏とともに紹介され、地元国会議員を代表して伊吹氏が「地域づくりは党派を超えた課題です。今日はみなさん楽しみましょう」と挨拶しました。