野党国対委員長会談、閉会中審査を要求//共同会見//会見の『動画』も。

2021年06月17日

 

16日、国会内で定例の野党国対委員長会談・連絡会(野国連)を開催。
閉会にあたり、今後の対応について協議しました。

まず、緊急事態宣言の解除について、衆参両院の議院運営運営員会への報告、質疑を行う際は、菅義偉総理が出席し、質疑に応じるよう求めることを確認しました。

野党は国会を閉じるべきでないと会期の延長を求めたが、自公などの与党の反対で16日で閉会となった。しかし、コロナ対応や五輪開催の是非、不測の事態が起きた時に対応できるよう関連する委員会の閉会中審査を求めることで一致しました。

 

 

私は、「国会として、行政監視の役割を果たすための閉会中審査は重要だ」と指摘し、「総務省接待問題の報告、名古屋入管のスリランカ女性死亡事件のVTR開示、森友学園問題での「赤木ファイル」の開示など、懸案の諸課題を抱える総務、法務、財務金融などの各委員会でも閉会中審査を求めていくべきだ」と主張しました。

 

 

立憲民主党の安住淳国対委員長は、野国連と共同会見の後、自民党の森山裕国対委員長と会談。安住氏は、議院運営委員会への菅総理の出席と閉会中審査の開催を要求。森山氏は、議院運営委員会への菅総理の出席には消極的な姿勢を示し、閉会中審査については「必要性は十分に理解している」と述べ、「引き続き協議する」となったことを報告しました。

 

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野国連後の共同会見では、立憲民主党の安住淳国対委員長が報告。

安住氏は「ここで国会を閉じることは、本当に問題がある。将来に禍根をのこすことになる」「言論の封鎖に等しい」と批判し、「われわれは、へこたれることなく、頑張らなければいけないので、あらゆる機会を通じて閉会中審査を求めていくことを決めた」と述べました。

そして今後のことについて、「野党として発信していくために、毎週、定期的に様々な調査会や勉強会等で発信をして、国会は閉じるけれども、野党主催の国会は開催しようと決めた」と述べ、「いろいろ知恵と工夫を凝らしてやっていきたい」としました。

 

 

記者団からの「解散を回避した決断では」との質問に、安住氏は「与党側の記者(が書いた)と思うが、まったくの誤報だ」と批判。「われわれには、解散する力はないが、解散して政権を変えたいという思いから不信任を出している」として、「自民党が勝ちたいときは、いつでも解散をしているのだから、やらなかったということは、支持率が低くて怖いからでしょ」と指摘。「結果として、解散できなかったという点では、(野党側に)成果があったと思う」と述べました。

 

 

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野国連後の共同会見の『動画』です。ぜひ、ご覧ください。