京都西陣織元コレクション 織職人応援企画セール

2021年06月5日

4日、時事通信ホールで開催されている「京都西陣織元コレクション 織職人応援企画セール」に足を運びました。主催は西陣織工業組合・西陣織会館で、開催は4日から6日までという短い期間ですが、見応え充分でした。
西陣織物工業組合の舞鶴一雄理事長らと、東京での企画、職人応援の意味など親しく懇談。

 

 

写真下の「N180」のNは西陣の頭文字で、普段は「和装メーカー」としての顔を持つ3社(今河織物株式会社、株式会社安田、京都西陣おおば)が、和装というジャンルにとらわれず新たな挑戦をするために、立ち上げたグループとのこと。新しい西陣の象徴として、「西陣のものづくりを180°ひっくり返す」という意味で「N180」だそうです。

アニメとのコラボ。

 

西陣まいづる、の創業は1907年(明治40年)1月。
理事長夫人としばし談笑。京都でも連続しての企画のお話も伺いました。

「私も着物を着用してくれば良かったですね」と。

 

 

とみや織物の創業は明治初年頃と。
京都市オスカー賞を受賞。肖像織物をはじめ、幅広い分野で活躍。

 

 

とみや織物の冨家さんと五十嵐さんと談義。お二人ともお互いに勉強させてもろうてます(笑)と。

五十嵐織物の創業は、1914年(大正3年)。名刺には「三代目光蔵」と記されていました。独自の創作性が特徴とのこと。

 

 

 

絲屋善創の加藤直史さんと。意匠性も多彩多様。

 

 

つづれ織りで有名な「株式会社あだち」。花街の上七軒に店を構え、芸妓・舞妓さんもご用達。

 

 

「田中伝」さんは、共産党北地区委員会のお近くです。半巾帯は看板商品の1つで、オリジナル約400柄の中から2つを選び、リバーシブルで仕立てるとお聞きしました。

 

 

開催期間・時間は短いですが、着物好きの方、織物好きの方、興味のある方は、ぜひ、足を運んで見てください。