野党国対委員長会談//共同会見//定例記者会見

2021年06月3日

 

2日、国会内で定例の野党国対委員長会談・連絡会(野国連)を開催。菅原一秀衆院議員(元経産相)の辞職願に関し、対応を協議。

 

 

私は、「菅原氏は、疑惑が取りざたされて2019年10月25日に経済産業大臣辞任、その際、国民に説明すると発言」「何も説明せぬまま、厚労委員会の自民党筆頭理事を務め、又も現金を配った疑惑で今年の4月23日に辞任」、「疑惑の調査もしていない、約束した説明も果たさない人物を重用してきた自民党の責任は極めて重大だ」と指摘。

「選挙区の有権者に現金を配った疑惑について一切説明をしていない」と厳しい批判が相次ぎ、政治倫理審査会で説明を求めることで一致しました。

菅原氏は、2019年の経産省就任直後に有権者の親族に葬儀で秘書らに香典を持たせたことが発覚し、就任から40日余りで辞任しています。さらに今年4月には選挙区内の行事で現金を配ったことが明るみになり、厚生労働委員会の与党筆頭理事を辞任。「説明する」と言いながら、全く説明をしていません。

 

 

さらに、「政治とカネ」の問題に関わって、この間の自民党・二階俊博幹事長の発言について「看過できない」との認識で一致。

2019年の参院選挙で、自民党本部が河井案里陣営に政党助成金の1億2000万円を含む1億5000万円の資金を提供していることについて、「誰が指示し、何に使ったのか」を当時の自民党の責任者(総裁)である安倍晋三・前総理と二階俊博幹事長に国会での説明を求めることを確認しました。

 

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野国連後の共同会見では、立憲民主党の安住淳国対委員長が報告。
安住氏は「菅原一秀衆院議員の辞職願をすんなりと認めることは出来ない。再三の指摘を受けながらも、いっさい説明をしていない」と批判。「所属している自民党が菅原氏を説得し出席を求めるべきだ」と述べました。さらに「衆院の権威にもかかわること」と強調し、「6月1日の辞任ということになれば一時金は満額支給される。これについては納得できないという国民の方が多くいる」と指摘しました。

 

 

二階幹事長の「政治はきれいになった」と発言していることについて、安住氏は「50年前のロッキード事件に比べたら、現金のやりとりは少なくなっているかもしれない」と批判。さらに「参院広島選挙区での選挙買収問題は何も解明されていない」と述べたうえで、「自民党として説明責任がある。しかるべき国会の場で、二階博幹事長、当時の安倍晋三総裁も出てきていただいて、直接、説明を受ける機会を設けたい」と主張しました。

 

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定例の記者会見では、いつものように野党国対委員長会談・連絡会(野国連)の報告。

菅原一秀氏の議員辞職に関しては、「少なくとも政治倫理審査会において説明を求めること」を強調。「政治とカネ」の問題に関しては「1億5000万円の執行責任者は当時の総裁と幹事長にあることは明らかで、自民党としての反省がないことも明白だ」と批判。必要なことは国会の場で話していただこうと議論したことを報告しました。

 

 

記者団からは「政治倫理審査会に出席を求める理由について」、6月1日に辞職することに関わって「一時金が満額支給されることについて」、さらには『政治とカネ』の問題に関わって、「吉川貴盛・元農林水産相、河井克行・案里夫妻が説明をしないまま、辞めていく傾向にあることについての自民党の責任について」、「コロナ禍の郵便投票について」などがありました。

最後に、「政治家としての地元は京都。出身は岩手県水沢市(現・奥州市)。米大リーグで活躍する同郷の大谷翔平選手の活躍をどう見ているか」と問われました。

私は「新幹線の水沢江刺駅に、大谷翔平選手と菊池雄星選手などのユニホームなどが飾られている」と紹介。
「おらが故郷のヒーローだと思う」「テレビを見ていると嬉しくなる」と語りました。そして「怪我の無いように数々の伝説を作っていくヒーローになると思う。さらに大成して球史に残るヒーローになってほしい」と期待を述べました。

 

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早速、産経新聞の電子版でニュースとして掲載されました。