2日、外務委員会質疑①「国際社会は、ミャンマー国軍の軍事クーデターの暴挙を許してはならない!」

2021年04月6日

 

報告です。2日に開催された外務委員会で、「ミャンマー国軍の武力弾圧について」、「イージス・レーダー選定疑惑について」を質問。第1弾は「ミャンマー国軍の武力弾圧について」の質疑の内容を報告します。

 

 

私は、「ミャンマー国軍は2月1日のクーデター以来、これに抗議する市民の平和的な行動に対して殺傷兵器を向け、一部で戒厳令をひき、弾圧を一層強めている」と強調。そのうえで、日本共産党は「ミャンマー国軍の残虐行為を厳しく糾弾するとともに、武力弾圧を直ちに中止せよの志位和夫委員長名の声明を発表したと述べ、「拘束したすべての人々を直ちに解放し、昨年秋の総選挙を経て成立した国民民主連盟(NLD)政権への現状復帰を早期に行うべきだ」と指摘し、政府と茂木俊充外務相の認識を質しました。

 

 

茂木大臣は、「ミャンマー国軍、警察による市民への発砲や拘束者に対する非人道的あつかい、報道機関に対する厳しい取り締まりは、民主主義の重要性を唱えるミャンマー国軍の公式発表とも矛盾する行為だと考える」と述べ、「①民間人に対する暴力的な対応の即時停止、②拘束された関係者の解放、③民主的な政治体制の早期回復、の3点を強く求めている」と述べました。

 

 

さらに、私は、「ミャンマー国国民の抗議行動は全土に広がっており、クーデターを容認しない国民の声は明確だ」、「ミャンマー国軍は対話と協議を拒否する理不尽な態度を改め、平和的な解決への取り組みに踏み切るべきだ」と強調。そのうえで、「民主的に選ばれた政権を軍事クーデターで倒すことは重大な暴挙であり、国際社会は、この暴挙を容認することはあってはならない」と指摘し、茂木大臣の見解を求めました。

 

 

茂木大臣は「認識を共有する」と表明。そして「だれよりも強い責任をもって取り組んでいる。問題解決をするために必要なことはやっていく」と述べ、「もうこれ以上、死傷者が出ないように、そしてミャンマーがもう一度、民主化、民主的な体制が回復するための責任を全うしていきたい」と応じました。

 

 

質疑は、衆議院ライブラリーから視聴することができます。ぜひ、ご覧ください。