北朝鮮 談話//緊急野国。相次ぐ条文ミスの発覚と政府の対応について協議

2021年03月26日

「北朝鮮による弾道ミサイル発射に抗議する」との志位委員長の談話を発表しました。

 

2021年3月25日 日本共産党幹部会委員長 志位和夫

 一、北朝鮮が本日午前、弾道ミサイル2発を発射した。これは、北朝鮮に対して弾道ミサイル技術を使った発射、弾道ミサイル開発関連の全活動を禁じる国連安保理決議に違反しており、わが党は、弾道ミサイル発射を強く非難し、抗議する。

一、北朝鮮は、「核戦争抑止力をさらに強化し、最強の軍事力を育てる」と公言しており、同国の弾道ミサイル発射は、核兵器開発と結びついた軍事行動である。

国際社会は、日本を含む東アジアをはじめ世界の平和と安全への脅威となる核開発と関連活動の中止・放棄を求め、北朝鮮に対し、結束して働きかけを強めるべきである。

 

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25日、国会内で野党国対委員長会談・連絡会(野国連)を開催しました。
相次ぐ法案・条約ミスの全体像等について、議院運営委員会での、政府からの報告を受けて対応を協議

政府提出法案の条文等の「誤り」は、3法案(新型インフルエンザ特措法等改正案、銀行法等改正案、産業競争力強化法等改正案)と1条約で12件、参考資料(法案要綱、新旧対照表、参考条文)の22本で122件。「これほどまで多いとは呆れる」との意見が続出。
現時点で、政府から「ミスは先週末から、再度、今週初めに点検し、これ以外はない」との報告を受け、再発防止策、関係者の処分等の検討を行うとの確認のうえにたって、当面の国会審議は行っていくことを合意しました。

 

 

一連の法案ミス発覚について、議院運営委員会で議事録にきちんと残す形で審議を行う必要があると提起がされ、加藤勝信官房長官出席の下で質疑を行うことを一致して要求し、与党も応じる方向を確認しました。

二度にわたる条文ミスの「産業競争力強化法案」については、そのまま審議することはできない。出し直しを求めることで一致。

 

 

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野国連後の共同会見では、立憲民主党の安住淳国対委員長が報告を行い、「今後、条文にミスがあったときは、速やかに国会に報告するように厳重に申し入れた」と。

そして、政府側から「原因究明とプロジェクトチームを立ち上げて、関係者の処分については、過去の事例とも照らし合わせて検討したい」と述べられたことを報告。

 

 

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野国連共同ぶら下がり会見の後、野党議院運営委員会メンバー(小川淳也、塩川鉄也・両衆院議員)で会見。法案、条約、参考資料のミスの詳細を記者団に報告。
日本共産党の塩川氏は、政府提出法案の61のうち4割に誤りがあったことに対し「極めて重大」と指摘し、「政府と国会、国民との関係が問われる」と述べ、原因究明と再発防止を要求したことを報告。