野党国対委員長会談「本予算、一致結束して臨む」と確認//共同会見//定例会見

2021年02月4日

 

3日、国会内で野党国対委員長会談・連絡会(野国連)を開催。

2021年度予算審議に臨む野党としての基本姿勢について協議。「野党が結束して臨む」と一致・確認。

 

 

特に、最大の問題となる新型コロナ感染症への対応では、後手後手で無為無策の菅政権を追及するとともに、十分な補償と医療体制への支援などについて積極的に提案していくことを確認し、一致しました。

さらに、「安倍・菅政権の8年間の歪みをただす論戦を行い、政治の信頼を取り戻す」と一致。安倍前総理の「桜を見る会」疑惑、吉川貴盛・西川公也の両元農水相の鶏卵生産会社からの収賄事件など懸案事項について、徹底解明と真相究明をしていくことを改めて確認し、3氏の証人喚問・国会招致を求めることを確認しました。

 

 

私は、「コロナ対策が最大の問題。国民の声を踏まえて、きちんと批判し、積極的に提案を行う点はおおいに共同して努力しよう」と述べ「同時に公衆衛生や社会保障の日本社会の根本的な脆弱性をただしていくことが求められている」「政治への信頼を取り戻すため、安倍・菅政治と自民党の腐敗を徹底追及するべきだ」と強調しました。

議論の中で、選挙買収疑惑の河井あんり参院議員の辞職の意向というニュースが入ってきたので、「辞職は当然。しかし、大掛かりな選挙買収の政治的責任が問われる、政府・自民党の責任は重大。辞職すればしまいというわけにはいかない」との認識で一致しました。

 

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野国連後の共同会見では、立憲民主党の安住淳国対委員長が報告。

そのうえで、国民のみなさんが最も関心の高いワクチン接種について、「供給など具体的な全体像の工程表の提示を求めていく」ことで一致したことも報告。

 

 

さらに、安倍晋三前総理、吉川貴盛・西川公也の両元農水相の3氏だけでなく、カジノ問題での秋元司・衆院議員、選挙区内の有権者に贈答品を送った菅原一秀衆院議員など、安倍政権の8年間という長期政権のなかで、うやむやになっている問題について、「与党側の様々なおごり。原点に立ち返って徹底追及していく」と述べました。

 

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定例記者会見では、いつもどおり野国連の報告を行い、記者からの質問に答えました。

記者からは、特措法などの改正案が成立する見通しであることから「今後の対応について」、「修正協議の過程について」、「蔓延防止措置について」の質問があり、丁寧に答えました。

さらに、「河井案里被告の辞職について」「責任追及、証人喚問について」「補欠選挙での野党共闘について」の質問がありました。

 

 

私は、最後に、感染症部会の「シナリオ」なる文書をもとに、部会でどんな議論があっても政府の提案通りにまとめ上げていく手法について「最初から結論ありき、形骸化している。憤りを覚える」と述べ、この問題に見る政治の姿勢、自民党の今の政権政治の姿勢を厳しく批判しました。