野党7党・会派の書記局長・幹事長、国対委員長会談開催//「総がかり行動」パレードを激励

2015年09月9日

9日午前11時から、野党7党・会派の書記局長・幹事長、国対委員長会談が開催されました。

戦争法案をめぐって、与党が8日の参院安保法制特別委員会で中央公聴会の15日の開催を強行議決したことを受けて、今後の国会対応について協議しました。

7野党は、今後、中央公聴会にとどまらず、地方公聴会や参考人質疑も開催して、国民の声をしっかり聞き、充実した審議を行っていくこと、引き続き強引な採決に反対していくこと、自衛隊統合幕僚長の国会招致を求めていくことも確認しました。

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冒頭、民主党の枝野幸男幹事長は、「中央公聴会の強行議決は許されない。しっかりした審議を通じ、法案を追及してほしいというのが国民の声だ」と述べました。

日本共産党の山下芳生書記局長は、「戦争法案は憲法違反であり、国民多数が反対の声をあげている。強行するのは国民の声を踏みにじる、民主主義破壊だ。先週の7野党・会派の党首で合意した『強引な採決阻止』という立場を貫いて、最後までたたかいたい」とあらためて表明。

その上で、今後の対応について、①中央公聴会の公述人の拡大、地方公聴会開催、参考人質疑を行い、国民の声をしっかり聞くこと。

②それを国会審議にしっかり反映させて充実した審議を継続していくこと。

③共産党が明らかにした統幕の内部文書、自衛隊の暴走も明るみに出た。これをただすために、河野・統幕長を国会招致することを提起しました。

維新の党の今井雅人幹事長は、「(中央)公聴会を強引な形で採決したことは遺憾だ。地方公聴会、参考人質疑もしっかりやるべき」と発言。

元気の山田太郎幹事長代理は、「公聴会、地方公聴会、参考人質疑はパッケージで行うべき」と主張。

生活の党の玉城デニー幹事長は、「強行採決阻止に、心一つに頑張ろう」と、社民党の又市征治幹事長は、「提起に賛成だ。統幕長文書問題含め、しっかり審議すべき」と述べました。

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会談後、山下書記局長と私が会見(写真)。山下氏は「与党は中央公聴会の開催を委員会で強行したが、全体として国民の反対は広がっている。与党が追い込まれた状況は変わらない。野党共闘、国民共同で廃案に追い込む点で、今日の会談での確認は意義がある」と語りました。

 

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同日、台風の中「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」主催の「戦争法案廃案!安倍政権退陣!日比谷大集会」が開催されました。
雨にもマケズ、台風にもマケズ、心ひとつに、戦争法案廃案へ!

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集会参加の方々のパレードが国会へ到着。請願要請行動を行いました。民主党・社民党からも参加があり、各党が交互に並んで、パレードを激励をしました。

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