今宮神社門前の「あぶり餅」。「一文字屋」と「かざりや」訪問

2021年01月17日

 

16日、民青同盟京都北地区委員会が主催した「食料支援&学生・青年生活相談」を激励した後、近くの今宮神社門前・参道にある「一文字屋和輔(いち和)」「かざりや」に立ち寄り、名物の「あぶり餅」をいただきました。

 

 

今年はコロナ禍のもと、新年恒例の北区生健会の集い(あぶり餅を食べながら、新年の抱負を語り合う集い)が開催されなかったこともあり、どちらのお店からも「こくたさん、いつもおおきに。今年は初めてやな」「今年は新年3日の宣伝、なかったな」とお声かけいただきました。

 

 

 

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あぶり餅とは、黄な粉をまぶしたお餅を親指大にちぎって竹串に刺し、炭火で炙って香ばしい焦げ目をつけた後、白味噌のタレを塗った餅菓子のことです。

初代一文字和輔がおこした「いち和」の創業は、天保2年(1000年)だそうで、1000年以上の歴史がある老舗です。香隆寺という寺の名物だったおかちん(勝餅かちもち)を今宮神社の神殿に供えたのが始まりだそうです。

 

 

一方、「かざりや」さんは江戸時代の寛永14年(1637年)創業で、こちらも「新しい」といっても和菓子としては日本最古の老舗と言っていいでしょう。

 

 

一条天皇の時代に疫病が流行した際、天皇が紫野の疫神を再興し、これを退散したことから、あぶり餅は「厄除けのお菓子」とされています。あいにくの雨、コロナ禍の中でも、ファンのみなさんが舌鼓を打っておられました。