野党「桜を見る会追及本部」が、議運委員長、安倍晋三事務所に申し入れ

2020年12月29日

 

28日、野党「桜を見る会」追及本部事務局は会合を開きました。

会合の意見交換で、25日開催された衆参両院議院運営委員会での安倍晋三前総理に対する質疑で一層疑惑が深くなったことを確認。
会場となったホテル発行の明細書、領収書、安倍氏が訂正を求めている「事実と異なる」箇所は、安倍後援会収支報告書で修正したニュー・オータニへの支出に見合って補填したと思われる収入はどこに記載してあるのか4項目の資料の提出を、衆参両院の議院運営委員長、安倍氏に求めることを決めました。

共同会見を行う、左から日本共産党の宮本徹衆院議員、田村智子参院議員(追及本部事務局長代行)、立憲民主党の黒岩宇洋衆院議員(追及本部事務局長)、石垣のり子参院議員、山井和則衆院議員。

 

 

共同会見で、立憲民主党の黒岩氏は、25日に行われた衆参両院の議院運営委員会での質疑について「疑念は晴れるどころかさらに深まった」と強調。 安倍氏が国会に答弁訂正を申し出た「事実と異なる部分」を、具体的に示すよう求めることを説明しました。

 

 

日本共産党の田村氏は、「要求する内容は、私たちがずっと疑問に思っていた焦点である『桜を見る会と前夜祭』が供応接待にあたるかあたらないかの疑惑の核心部分であり、全部、示していただければ分かる話である」と強調。さらに、「総理大臣たる者が公職選挙法に則って政治活動をしているのか、公選法を踏みにじって供応接待をしていたかどうかが問われている。安倍さんには資料をちゃんと示して、まともな説明をしてほしい」と主張しました。

宮本氏は、自身の質疑で「2013年か14年にかけて、なぜ記載をやめたのか、その動機を含めて解明しなければならない問題はたくさんあるが、今回は焦点をしぼって、あらためて要求をした。しっかり示してほしい」と述べました。

共同会見を行った後、衆参の議院運営委員会委員長への申し入れ、安倍晋三事務所に資料提示の要求を行いました。

 

******

 

以下が、衆議院議院運営委員会委員長への申し入れ文書です。