安倍前総理の「桜を見る会」疑惑はいっそう深まった。「幕引き」は許されない

2020年12月26日

 

25日、衆参両院の議院運営委員会で、安倍晋三前総理の「答弁訂正申し出による発言」に対して質疑が行われました。

みなさん、テレビ中継を視ましたか。私の率直な感想を述べます

まず安倍前総理は「本会議及び委員会において行った答弁が事実と異なる」を訂正したいとの申し出を行った(既報の安倍氏の申出書)はず。にもかかわらず、訂正すべき箇所がいくつか、どの委員会がその対象なのかも明らかにしませんでした。ここにもいい加減さが表れています。
また、答弁姿勢は総理在任中と同じで、冒頭に謝罪を行いましたが、微塵も反省の態度が見られず、結局、肝心なところは「知らなかった」として秘書のせいにするという恥ずべき態度に終始しました。

野党の議員の質問で、買収・供応の疑惑、新たなウソが明かになったことを見逃すわけにいきません。

これで終わりとか「幕引き」など許されない。今後も安倍氏には国会に出てきてもらい徹底して真相の解明が必要です。同時に、現段階で野党が調査した段階でウソを118回もついている安倍氏だから「ウソのつけない」証人喚問の場に出てきてもらわねばなりません。

あらためて政治的・道義的責任をとり、議員を辞職べきであると考えます。

 

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衆院における質疑が終了後、質問した野党議員がそろって共同会見を行いました。

写真下、左から立憲民主党の辻元清美議員、国民民主党の浅野哲議員、日本共産党の宮本徹議員、立憲民主党の黒岩宇洋議員。

 

 

宮本議員は、①2013年まで収支報告書に記載されていた前夜祭の収支が14年以降は記載されていない理由、②前夜祭の差額補填は利益供与にあたるのではないか、という2つの問題があると強調。

「きょうの質疑で終わらせるわけにはいかない」と引き続き追及していくことを表明しました。

 

 

辻元議員は、「議員辞職に値すると思いませんか」と質問したことを紹介し「政治家を辞職するかは、ご本人が決めること。でも国民は安倍氏の説明には、絶対に納得していないと思いますよ」と批判。さらに「菅首相は安倍氏が首相在任中、一番そばで支えてきた方なわけですよ。(虚偽答弁した)共同責任が問われると思います」と述べました。