日本共産党第2回中央委員会総会が開催

2020年12月16日

 

15日、日本共産党党本部において「第2回中央委員会総会」が開かれました。

この会議は、来るべき総選挙での比例代表で党の躍進のため確かな土台をつくるための活動に力を集中することを中心的議題として開かれました。「1千万人対話」と党勢拡大の「総選挙躍進特別期間」の取り組みを行うことを全党に呼びかけることを決めました。

新型コロナ対策では無為無策の菅政権と日本共産党の取り組みについて、菅政権の特徴と新しい日本をつくる5つの提案、1年間で発揮された改定綱領の生命力などを内容として、志位和夫委員長が幹部会報告(要旨は別項)を行いました。

 

 

この会議は、新型コロナ危機の下、全国43道府県とオンラインで行った初めての試みでした。
この設営と執行のため技術的に支えて、会議の成功のために努力されたスタッフの皆さんに感謝の意を表明します。お疲れさまでした。

 

 

報告後の討論では、35名が発言し、活発な討論が行われました。議案を全会一致で採択しました。

 

 

志位委員長の報告の骨子は以下の通りです。

一、2中総の主題--来年4月末までに比例代表で党躍進の確かな土台を築く
(1)これから4月末までの時期は、選挙勝利にとってきわめて重要な時期
(2)わき目もふらず比例での党躍進のための活動に力を集中する

二、新型コロナ対応--無為無策の菅政権と日本共産党の取り組みについて
(1)〝菅政権による人災〟――政府の姿勢の抜本的転換を強く求めてたたかう
(2)日本共産党の取り組み――科学的姿勢、苦難軽減に献身する立党の精神を貫く

三、菅政権の特徴と、「新しい日本をつくる5つの提案」
(1)菅政権--前政権を上回る危険性、政権担当の能力を欠く姿が露呈
(2)「新しい日本をつくる5つの提案」を訴えてたたかう
〈提案1。新自由主義から転換し、格差をただし、暮らし・家計応援第一の政治をつくる〉
〈提案2。憲法を守り、立憲主義・民主主義・平和主義を回復する〉
〈提案3。覇権主義への従属・屈従外交から抜け出し、自主・自立の平和外交に転換する〉
〈提案4。地球規模の環境破壊を止め、自然と共生する経済社会をつくる〉
〈提案5。ジェンダー平等社会の実現、多様性を大切にし、個人の尊厳を尊重する政治を
(3)日本の政治の2つの歪みを根本からただす日本共産党の躍進を

四、改定綱領--1年間で発揮された生命力に確信をもって
(1)核兵器禁止条約の発効――世界の構造変化の力が発揮された
(2)パンデミックと世界資本主義の矛盾――社会主義の展望を大いに語ろう
(3)中国に対する綱領上の規定の見直し――その意義と今後の対応について
(4)ジェンダー平等の明記――日本社会にとっての重要な意義
(5)改定綱領を縦横に活用し、私たちのめざす未来社会の魅力を大いに語ろう

五、「一千万対話」と党勢拡大をやりぬく「総選挙躍進特別期間」を呼びかける
(1)党大会後の党づくりの到達ーー地区委員長アンケートを受けて
(2)「総選挙躍進、一千万対話・党勢拡大特別期間」(総選挙躍進特別期間)の呼びかけ
(3)「総選挙躍進特別期間」を成功させるために――ここをつかんで奮闘しよう