18日、定例記者会見。「軍民共用」要請は「学術会議の根本を否定する重大な挑戦」と厳しく批判

2020年11月19日

18日、国会内で定例記者会見を行いました。

私からは、立憲民主党の安住淳国対委員長から、「与野党国対委員長で会談し、25日に衆参で、総理出席の予算委員会集中審議を行うことを合意した」との連絡があったことを報告し、「野党が一貫して要求してきたことで、菅首相のこの間の政治姿勢や方向性を厳しくただしていく機会にしていきたい」と述べました。

そして、「菅政権のコロナ禍における無為無策という事態に対して、『年を越せない』という声に応えて対策の充実と、学術会議の人事介入問題については責任を徹底追及していきたい」と語りました。

 

 

記者からは、「北海道における高レベル放射性廃棄物の最終処分場をめぐる問題への受け止めと課題について」の質問があり、「原発を動かしていくという動きを重視しなければならない。いまこそ、原発ゼロという政策を掲げ、そういう政治へ転換するすることが強く求められていると考える」と答えました。

さらに、「日本学術会議に研究成果の『軍民両用』の検討を求めたとされる井上信治科学技術担当相の答弁に対する受け止めについて」問われ、「学術会議のあり方を真正面から否定するものであり、検討を要請すること自体、大問題だ」と批判。
そして「政府が自分の異論を許さないという立場から、自分たちの思い通りに動けということに踏み込んだという意味でも極めて重大問題。私は挑戦だと思う」と述べ、「単に学術会議の問題ではなく、戦争の反省に上につくられた憲法を変えようとしている動きと軌を一にするものだ」と強調し、「国民的な大運動で、この問題をたたかっていきたい」と表明しました。

 

 

他に「コロナ禍のおけるGoToキャンペーン、感染者数増加をどう見るか」の質問がありました。