京都下京区・四条支部主催「日本共産党を語る集い」

2020年10月20日

報告です。17日、京都市下京区の四条支部主催の「日本共産党を語る集い」に、鎌野敏徳京都市会議員と一緒にお邪魔し、国政報告を兼ねた、お話をしました。

 

 

私は、まず、菅政権の学術会議「任命拒否」問題の本質について、「学術会議法は、そもそも戦争への反省に立ったもので、その根本に学問の自由を保障する憲法の精神がある」と指摘して、「この独立性を侵し、思想弾圧する」ことに問題の本質があると強調。「まるで1993年の小林多喜二虐殺、京大の滝川事件と見まがうような状況にある」と指摘しました。

また、「NHK 朝ドラだけが 平和主義」と川柳でも読まれるNHKの朝ドラ「エール」の内容を紹介し、「戦争は突然起こるのではなく、思想弾圧など徐々に、ひたひたと、しのび寄ってくるもので、いま、国民的な反撃の大きなたたかいが必要」と強調しました。

 

 

続いて、「自助、共助、公助」を掲げ、政治の責任を丸投げしようとするる菅政権を批判。「この年末には、中小企業が30万件も倒産・廃業するとの指摘もある。PCR検査の抜本充実などコロナ対策をしっかりと行うとともに、今こそ、暮らしと中小企業を支援する政治の役割を発揮する必要がある」と強調。

この点で、「政府はコロナはいずれ収まるだろうとの前提で、『第3次補正』の範囲で対応しようとしている。ここには『補償・補填』という根本的考え方が欠如している」と批判。「コロナの前よりもよくなったと言える社会を、力を合わせて作ろう」と呼びかけました。

 

 

最後に私は、「菅さんの政治を変えるためには、今度の選挙で政権を取りに行く必要がある」と強調し、「すべての野党が枝野幸男・立憲民主党党首を首班指名選挙で指名した。あと100議席ひっくり返せば、政権奪取は可能」「逆流があって困難を極めた2017年総選挙でも、単純に他党が一本化しておれば84の選挙区で野党が勝利していた。今度の総選挙で政権交代することは十分に可能。そのために、心張棒としての共産党を強く大きくすることが重要」と、入党と「しんぶん赤旗」購読の呼びかけを行いました。

 

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質疑では、「菅政権には、自民党や保守の中からも批判があるのでは?」「消費税減税をめぐる野党の協議はどうなっているか。できるのか」「大阪市がなくなる住民投票の行方が心配だが、全国的にもっと維新政治へ暴露、批判を強めるべきではないか」「総選挙はいつあるのか」などの質問が出され、一つひとつ丁寧にお答えしました。