野国連、学術会議人事介入問題で、ひき続き政府の責任を追及することを確認//共同ぶら下がり会見

2020年10月8日

 

7日、国会内で野国連(野党国対委員長会談・連絡会)を開催。学術会議の任命拒否・人事介入問題について協議。

日本学術会議が推薦した新会員候補者6人の任命を菅義偉首相が拒否した問題を巡り、この間の野党国対としての取り組みを確認。
2日の国会内でのオンラインも活用しての任命を拒否された3人の教授(小澤隆一、岡田正則、松宮孝明の三氏)のヒアリング、政府への合同ヒアリング、さらに5日には、先の3氏を野党国対として3班にわけ、直接訪問し突っ込んだ意見交換・懇談を行ってきたことを踏まえ、今後の活動を協議。

この数日間で、映画界の是枝裕和監督、大学関係者、任命を拒否された方々が所属する大学研究科責任者、法曹団体、労働組合など多くの団体・個人が批判の声を上げ始めている。これをさらに大規模にするために努力することで一致。

国会ではまず、7・8の両日の衆参内閣委員会での質問戦を皮切りに追及を確認しました。
さらに、大西隆元会長、山極寿一前会長ら学術会議関係者に、相手方の了解を得て、個別にヒアリングも行う方向を確認しました。

 

 

私は「あらためて、この問題の性格をきちんととらまえて運動にしていく必要がある。松宮先生が指摘しているように学術の恩恵を受けるすべての人々が被害者であることという立場で、学問の自由を脅かす行為は許されないと盛り上げていこう」と述べ、「野党各党が今度の土日を一斉に地元での宣伝などを強化しよう」と主張しました。

 

 

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野国連後の共同会見で、安住淳・立憲民主党国対委員長は、「与党は、予算や機構の問題にすり替えている」と批判し、「学問の自由が奪われ言論統制が敷かれれば、第二次大戦のような悲劇を招くことになる」と指摘しました。