国民救援会第59回京都府本部大会で挨拶

2020年09月20日

19日、「国民救援会第59回京都府本部大会」に来賓として招かれ、ご挨拶しました。

私はまず、「国民救援会は1928年の結成以来、えん罪事件、弾圧や人権問題があれば、そこにはいつも国民救援会の黄色い旗がはためいている。人権と民主主義擁護のために日々奮闘されているみなさんに、心から敬意を表します」とご挨拶しました。

 

 

また、16日からの短時日で終わった臨時国会について、「菅新政権は、どんな国づくりをするのか、どんなビジョンを持っているのか、何も語る中身がない。まさに行き詰まった安倍政権の『継続』を標榜する菅政権に未来はあない」と強調し、「いま、新しい政治の流れがある。先の臨時国会の総理大臣指名選挙で、枝野幸男・新立憲民主党代表にすべての野党が首班指名選挙で投票した。それは、16日、枝野代表が日本共産党の控え室を訪れ、『政権交代のために連携を』とお願いがあり、志位委員長が『野党連合政権への意思表示である』として応じた。政権交代をめざし他党の党首に私たち日本共産党が投票したのは、歴史上初めてのこと。いよいよ野党連合政権をめざすべき時がきた」と強調しました。

 

 

さらに、私は、「こうした状況は、5年前、『戦争法廃止の野党連合政権を』と志位委員長と私が各党を回ったときには想像もできなかったことだ。当時は、『日本共産党は、清水の舞台から飛び降りた。みな、一緒に飛び降りよう』と呼びかけても、みな本気にはしなかったものです」と紹介すると、会場から失笑が漏れましたが、私は「それほど野党共闘は、今日、画期的な前進をしている」と強調すると、拍手が起こりました。

結びに、「検察庁法改正案の廃案など、今、国民が声を上げれば政治は変えられるという新しい動きが生まれている。組織犯罪処罰法や共謀法、戦争法など、憲法と人権、民主主義擁護をいっかんして掲げたたかっている国民救援会の前進をいっそう期待します」秋にもあるかもしれない総選挙では、野党連合政権の実現へ、ぜひ新しい政治の扉を切り拓きたい」と強調しました。