戦争法強行から5年目の「19日総行動」@宇治市、京都市

2020年09月20日

 

安保関連法制(戦争法)が強行採決されてからちょうど5年目の19日、私はお昼に開催された「9・19宇治・城陽・久御山総行動」、夕方に京都市役所前で開催された「安保法制強行から5年! 9・19演説会&デモ」に参加し、日本共産党を代表して挨拶し、みなさんとデモ行進しました。

どちらの取り組みも、幅広い労働組合、市民団体、個人とともに、政党としては、日本共産党、立憲民主党、社民党、新社会党、緑の党から代表が挨拶(一部メッセージ)しました。写真は京都市内のデモの様子。

 

 

私は、挨拶の冒頭、「5年間、毎月、みなさんが19日行動を取り組まれてきたことに、敬意を表します」として、まず、菅新政権誕生に際し、浜矩子同志社大学教授が安倍政権の「功罪」というが「功」はないとしていることを引き合いに出し、「私は一つだけ『功』があると思います。それは、市民と野党の共闘を誕生させ、これほどまでに前進させてきたことです」と指摘。

「臨時国会では、すべての野党が、首班指名選挙で枝野幸男・立憲民主党代表に投票した。日本共産党が、政権交代をともにするという点で共同し、他党の党首に投票するのは歴史上はじめてのことです」と紹介。これには両会場から大きな拍手が起こりました。

 

 

また、「私たち日本共産党は、5年前に戦争法を廃止すること、集団的自衛権行使容認を決めた閣議決定を撤回すること、これを一丁目一番地とする新しい野党連合政権をつくろうではないかと呼びかけた。その時は『いいお話だが、あまりにも唐突間がある』と言われたものだったが、いまや、たたかう野党が共同の旗を掲げて動いているというところに、大きな到達点がある」「これを支えていただいているのがみなさんの運動だ」と強調し、これまた大きな声援をいただきました。写真は宇治の集会で訴える私。

 

 

続いて、私は「安倍政権はもともと何を言っていたのか。それは2020年までに憲法を変えると言っていた。このもくろみを打ち破ったことについても、私たちは大きな確信を持って進もうではありませんか」と強調しました。

 

 

さらに、「いま、検察庁法改正案を廃案に追い込んできたことをはじめ、みなさんの声と運動が政治を変えるという時代になった。まさに今、野党連合政権が現実の課題となっているところに、お互いに確信をもとうではありませんか」と呼びかけました。

そして、「今年は、この京都が共闘の源流として70年目をむかえます。宇治の山宣、その拓本の文字を書いたのは大山郁夫さんです。全京都民主戦線統一会議(民統)を結成し、その大山さんと一緒にデモをしたのが蜷川さんです。1950年「民統」と府民の共同が蜷川虎三知事を誕生させた。共闘のまさに源流であった京都から、新しい野党連合政権へ、今こそ新しい政治の流れを切り拓こうではありませんか」と力を込めました。