記者会見。戦争法案・内部文書の問題点を厳しく指摘//中国大使館沈参事官と懇談
2015年08月19日
19日、定例の記者会見を行いました。
戦争法の成立を前提とした自衛隊の戦争法案・内部文書について、中谷防衛相が問題ないかのような発言をしている問題について、私は、①中谷防衛相自身が「国会の審議中に法案の内容を先取りするようなことは控えなければならない」「中身の運用の検討は当然、法案が通った後の作業になる」という答弁とも矛盾する。②自民党谷垣幹事長が「法案ができたときに『何も準備もしていませんでした』というわけにはいかねい」と述べているが、一般の法の準備とは違う。憲法違反の法であり、戦前の軍部の暴走の教訓から生まれたシビリアンコントロールを無視する議論だ。③内部文書の中身がきわめて問題。「軍軍間の調整所が設置される予定」と明記。これは公表されたガイドラインにも戦争法案にもなかったもの。自衛隊が自らを「軍」と呼び、日米共同の司令部をつくろうとする内容。これの作成の統合幕僚長の証人喚問が必要だ、と述べました。
また、自民党の武藤貴也衆院議員による、未公開株の購入を巡る金銭トラブルについて問われ、私は、いつも持ち歩いている議員手帳を開き、「政治倫理綱領」の内容を紹介。報道が事実なら責任は重大、自ら疑惑を晴らすべき。合わせて自民党としても解明の責任があることを指摘しました。
***
同日、中国大使館の沈建国参事官が新任のあいさつに来訪。懇談しました。
沈氏とは、日本の政治状況、政権の歴史認識問題や経済政策、さらに日本共産党の草の根での活動にまで話が及び、政治的立場や国民の中で戦争法案反対の活動等について語りました。
また、沈氏は、私の母校である立命館大学で、学んでいたとのことで、同窓生であることもわかり、京都の話でも交流ができました。