京都3料飲組合(上京、中京、下京)と懇談会

2020年09月5日

 

4日、京都の3料理飲食業組合(上京、中京、下京)のみなさんと国会報告を兼ねた懇談会を持ちました。
蜜を避けるため、人数を限定した懇談でしたが、私とともに、メインスピーカーとして清水ただし衆院議員(衆院財務金融委員)が参加し、有意義な意見交換をしました。

 

 

冒頭、3料飲組合を代表して本村下京料飲組合理事長が、「京都には41の料飲組合があるが、今日集まった3料飲組合で京都全体の5分の2を組織しています。今日は、コロナ禍のなか、歯を食いしばって頑張っている料飲業者の深刻な実情をぜひ聞いていただきたい」とあいさつ。

 

 

続いて、私から、政治情勢にかかわって「安倍総理は病気で辞任表明の会見したが、実態は政権を投げ出さざるを得ないところまで追い込まれてやめた。問題は、その『継承』を掲げる後継が出てきても、それは安倍政権そのものに他ならない」「昨日も国会前の『3の日行動』に参加したが、澤地久枝さんも『安倍政治は続きます』と訴えられました」と紹介。安倍政治との闘いの決着は総選挙でつけようではありませんか。

「解散総選挙がありうる情勢ですが、政治の要諦は何といっても『安全』にある。それは、みなさんがかかわる食の安全であり、命の安全であり、災害からの安全だ」「かつて阪神・淡路大震災の時に要請に来られた方は、『私たちを殺してください』と懇願された。今、みなさんが生き延びるために、政治は何ができるのか。知恵を出し合いご一緒に頑張りたい」とあいさつしました。

 

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清水氏は、持続化給付金の実現はじめ、世論と運動を背景にした日本共産党国会議員団のたたかいと論戦の成果や、業者のみなさんの要望を受けて、手続きや政府の対応を次々と改善させてきたことを実例をあげて報告しました。

 

 

懇談では、持続化給付金が収入の前年比50%減を要件にしているために、ぎりぎりで給付対象にならなかった業者の実例や家賃補助の申請要件の問題など具体的要望が出されると同時に、「飲食業者はコロナ対策で必死で努力して頑張っているのに、飲食業界全体が『悪い』というメディアの報道、敵視する雰囲気が作られている。何とかならないか」「コロナ感染終息のめどが立たず、先が見通せない」などの意見が出され、意見交換しました。

私からは、「中小企業一般でなく、業態別に問題と要求を整理し、国会でも取り上げたい」「自公政権の敵を作り分断するというやり方が行われているが、長期化するコロナ禍のなかで新たな協力、共同の在り方や、飲食業が京都ならではの食文化として発展してきた経緯にも立って、これをどう守り発展させるのかという議論も大いに進めるべき」と発言しました。

飲食業者のおかれている状態や切実な要望を聞かせていただきましたので、国会議員団としても引き続き大いに取り上げたいと思います。

懇談後、「一緒に写真を」との希望に応えて下京料飲組合の玄関先で。