終戦75年 街頭宣伝①//滋賀県大津市・草津市で

2020年08月16日

15日、侵略戦争に敗戦してから75年目の「終戦記念日」を迎えました。

私は、この日に滋賀県内と京都市内で、「戦争と憲法・平和」「ヒロシマ・ナガサキ原爆投下と核兵器廃絶」を考える街頭宣伝に立つことを毎年の習わしにしてきました。写真は、左から私、佐藤こうへい衆院滋賀3区予定候補、藤井三恵子草津市議

 

 

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滋賀県では、大津市の「オーミー・テラス」(旧パルコ)前、JR草津駅の2カ所で実施。

私は、第一に、「日本軍国主義による侵略戦争と植民地支配の犠牲の方々に哀悼の意を表します。昨年は、台風の影響でこの場所で訴えることが叶わず残念でしたが、今日は、炎天下の中こんなにお集まりいただき、本当にありがとうございます」と切り出し、「政治の目的とは何か。それは、戦争をさせないこと。憲法前文には『政府の行為によって再び戦争の惨禍が起ることがないやうにすることを決意し』憲法を確定したと書かれている」と強調。

次に、「第二次大戦とは何だったのか。いまこそ、それを明確にし、語り継ぐことが重要です」として、「滋賀民報では、村松さんが戦争体験を証言し、『米軍機が米原を空襲した。国民を蔑にした政策の愚かさを国は悟るべき』と述べ、『今の政治状況は戦前と似ている』と警告を発している」と紹介しました。

そして、「荒れ野の40年」を著したヴァイツゼッカー・ドイツ大統領の言葉(過去に目を閉ざす者は現在にも盲目となる)を引用し、「ナチスと同じく日本が侵略戦争で犯した暴力支配と人間蔑視の残虐を心に刻もう」と訴えました。写真は、大津「オーミー・テラス」前で、きのせ明子県会議員(私の右)杉浦とも子大津市会議員(左)

 

 

さらに、「戦争と核兵器」にかかわって、核兵器禁止条約の批准を安倍総理が拒否し続けていること、広島地裁が画期的な「黒い雨」訴訟の判決を下したこと、それに対して、安倍政権が控訴したことを「絶対に許すことはできない。満身の怒りを込めて糾弾する」と強調しました。

また、「長崎平和宣言」が、「国連総会第一号決議は核兵器の廃絶」「コロナ、温暖化、核兵器の問題、共通するのは地球に住む私たちみんなが“当事者”だ」としていることを紹介し、「私たちは、当事者として、今こそ行動を起こそうではありませんか」と訴えました。

 

 

訴えの第二に、「コロナ危機の下、こんな政治でいいのだろうか。こんな社会でいいのかの声が広がっている」として、「効率最優先、市場万能論・儲け第一主義、自己責任=新自由主義の結果、日本の医療・保健・福祉体制がこれほど脆弱だったのか」と気づき、批判する流れが生まれていることを紹介。日本共産党が、「いまこそ、感染震源地での集中的なPCR検査で、感染の封じ込めを」「『コロナに夏休みはない』。国会を開催し、緊急の対応を」と主張し、コロナ対応に全力を挙げていることも紹介しました。

 

 

三つ目の柱として、「今年は、日米安保条約締結・日米地位協定から60年。アメリカ従属の日本でいいのかを考える機会にしたいものです」として、①侵略戦争を否定する安倍政権が憲法改悪のたくらみを許すことはできない、②イージス・アショアの断念、これを口実とした「敵基地攻撃能力」は許されない、③京丹後市経ケ岬Xバンドレーダー基地で、米軍関係者15人を超える感染者がでている。米軍は「パトリオット・エクスプレス」というチャーター機を使って、在日米軍基地に関係者を入国させ、日本はそれを許している。「表玄関を閉めて裏口を開けている」ようなもの。まずは基地の閉鎖と移動の禁止を。京丹後市で不安のある市民も米軍関係者もみんなPCR検査をと述べ、「日米安保条約と地位協定を今こそ廃棄を」「アメリカ言いなりにずばりメスを入れることができる日本共産党を伸ばして、安倍自民党政権を退陣に追い込み、政治を変えようではありませんか」訴えました。

 

 

最後に、「日本共産党は、どういう党か」として、①「国民の苦難軽減」「平和」が立党の精神、②市民と野党の共闘で政治を変える党、③「財界中心」「アメリカいいなり」という日本政治の二つの歪みをただす党と紹介。

日本共産党そのものともいうべき、佐藤こうへい予定候補の衆院滋賀3区での勝利を」と強調しました。

さらに、「長崎平和宣言は、『分断』ではなく『連帯』に向けた行動の選択を呼びかけました。『連帯の党、日本共産党』をぜひ伸ばしていただきたい」と演説を結びました。