共産党東地区主催、東山区「国会・府会・市会報告会」で報告

2020年07月1日

 

報告です。28日、京都市東山区で日本共産党東地区委員会主催「国会・府会・市会報告会」が開催されました。
国会報告を私が、府政報告を光永敦彦府会議員団幹事長が、市政報告を井坂博文市会議員団長が行いました。また、ちさか拓晃(たくあき)衆院京都2区予定候補も訴えました。

 

 

私は、先の通常国会での政府のコロナ対策について、「安倍政権のコロナ対策は、後手後手で対策が遅く、規模が小さい。一方、電通には超特急で事務費を回す。この根本には、国民の苦しみに心を寄せない安倍政権の姿勢がある。その最たるものが、Go To キャンペーンで使う3000億円もの事務費。これは小さい県の年間予算に匹敵する規模だ」と痛烈に批判しました。

 

 

一方、「それでは野党は力がないかというと、そうではない」として、日本に暮らす全ての方への一律10万円の給付金の実現や中小企業への家賃補助、学生支援緊急給付金などは野党が共同して要求し、提案したものが実現した」と強調しました。

そして、「声を上げれば政治は動かすことができることが証明された国会だった」と指摘。昨年、ベネッセ主導の大学入試改革を高校生が声を上げ止めさせたことや「#検察庁法改正は許さない」の1000万を超えるツイートの広がりと野党が連携し、大きな成果を上げたことを紹介。

さらに、「通常国会の冒頭、安倍首相は施政方針で何を語ったか。それは自民党憲法改悪案の憲法審査会への提案であり、発議だった。しかし、『憲法改正は国民が望んでいることではない。コロナ禍のなかで、なぜ改憲議論か』と論陣をはり、結局、5国会連続3年間にわたりこれを阻止してきた。これは国民の運動と結んだ大きな成果」と強調しました。

 

 

最後に、「野党共闘はいかに進化しているか」として、①国民運動と常に連携する努力、②野党の共同が、反共攻撃を乗り越え前進してきつつあること、③その要に日本共産党の果たす役割があることを強調し、「地方議員としんぶん赤旗の果たしている役割はとくに大きい」と指摘。「桜を見る会も原発マネーも、河井夫妻の公選法違反・買収疑惑も、ことの始まりは赤旗のスクープから始まった」と赤旗購読も訴えました。

結びに、東京都知事選挙での宇都宮けんじ候補の勝利へ支援を呼びかけました。

 

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ちさか拓晃衆院2区予定候補は、コロナ禍におかれる深刻な学生実態と同時に、この解決を求め学生が自発的に動きはじめていることを紹介し、ともに新しい政治を切り拓く決意を表明。

 

 

光永敦彦府議団幹事長は、中小企業への再出発給付金など減収要件も職種指定もない府独自制度の実現など、この間、府議会をリードし実現した成果を紹介しつつ、「実際には制度の矛盾や対象外となる事例も生まれる。知恵と力を集中し、国会とも連携して、制度改善をさせてゆくたたかいはこれからが正念場」などと訴えました。

 

 

井坂博文市議団長も、市会で実現した成果を紹介した後、「この状況下でも、火事場泥棒のようなことを門川市長はやろうとしている。それはいっそうの行財政リストラ。夏冬の緊急福祉資金が予算化されないなどその兆候はすでに現れている」などと警告し、たたかいを呼びかけました。