共産党京都北地区主催、北区・上京区「国会報告会」で報告

2020年06月29日

 

27日、日本共産党京都北地区委員会主催の北区・上京区「国会報告会」で、閉会した通常国会報告を行いました。
また、コロナ対策を中心に、さこ祐仁京都府会議員府政報告を玉本なるみ京都市会議員市政報告を行いました。井坂博文、くらた共子の両市会議員も報告会に参加しました。

 

*******

 

は、まず、「コロナ危機と国会」として、「安倍内閣の対応が後手後手、思いつきに終始したのは何故か」として、「それは、国民の苦しみに心を寄せる姿勢がないことに根本原因がある」、また、「対策の規模が小さく遅い一方、電通への委託は超特急」「政府の国民のための対策には『損失を補填する』という哲学がない一方、コロナ危機のもとでも予算を食い物にする。こうした大問題が露呈した」と厳しく批判しました。

同時に、「国民の声で政治が動くことが浮き彫りになった」として、①「日本に住むすべての人に一律10万円の給付、中小零細企業への家賃補助、医療機関への補助、不十分だが学生支援などの数々の成果を、野党共同の積極的提案で実現させてきた」「こうした提案を実らせる上で、コロナ対策の政府・与野党協議会を開催させてきたことも重要な教訓」と紹介。

続いて、②検察庁法案を廃案に追い込んだ1000万を超えるツイッターデモ、③安倍首相が執念を燃やした憲法改悪を今国会でも阻止したこと、④イーシス・アショアの配備計画を中止に追い込んだことは、いずれも「国民が声を上げ、動けば、政治が変えられることを示した画期的な出来事」と紹介しました。

 

 

また、「安倍政権が追い詰められていることも、今国会の特徴だった」として、「桜を見る会」裁判、「森友・加計」疑惑、関電の原発マネーの問題、原発輸出・カジノ誘致の破たん、中東への自衛隊派兵問題など、今通常国会で問題になった数々の課題を振り返りました。

 

 

さらに、「市民と野党の共闘が画期的に前進した国会だった」として、①国会内での野党の共闘態勢の強化、特に、「各課題ごとに野党共同の追及チームを設置し、その副責任者には、すべて共産党の国会議員がついた。その内容を野党で共有し、マスコミ発表することで世論化していった。
その際、土台となる資料を提供してきたのがいつも『しんぶん赤旗』であった」こと。②高校生が運動することでベネッセ主導の大学入試改革を止めさせるなど、「国民の運動、世論と連携し、国会論戦を行った」こと、③志位委員長を呼んで野党国対メンバーで「お茶会」を開催し、外交問題での認識を深めたことや、維新の会の破防法質問とそれに対する安倍総理発言に対し、野党が共同して抗議するなど、「反共主義とのたたかいでも画期的前進があった」こと、④高知県知事選や衆院静岡4区補選、東京都知事選・都議補選で「選挙戦を通じての野党の協力、共闘が深化・発展している」こと、⑤新自由主義から脱却することをポストコロナ後の社会のあり方として示した「連合政権についての共産党の基本的立場」についての懇談、⑥野党共闘の「要としての日本共産党の役割」について報告しました。

最後に、東京都知事選での宇都宮けんじさんの勝利に向け、「京都からも、支援の集中を」と呼びかけて報告を結びました。