野党党首会談。検察庁法改悪反対、コロナ収束に全力を!//野国連

2020年05月14日

 

13日、野党党首会談(日本共産党・志位和夫委員長、立憲民主党・枝野幸男代表、国民民主党・玉木雄一郎代表、社会保障を立て直す国民会議・野田佳彦代表、社民党・福島瑞穂党首)を開催。各党の国対委員長が同席

検察庁法改悪の採決をめぐる緊迫する状況への対応を協議。

いまは、新型コロナウイルスの収束に総力を挙げる時であり、検察官の政治的独立性と中立性、三権分立を損なうような役職の定年延長を強引に推し進めることは「断固容認できない」との認識で一致し、役職定年延長を切り離すよう求めることを確認。

今後の国会運営についても、国会内の動きに応じて各党会派間で連携し対応していくことを決めました。

 

IMG_5751 20200513党首会談

 

党首会談後の共同会見で、立憲民主党の枝野代表は、「検察庁法改悪をめぐる、内閣委員会の状況を踏まえて緊急に野党の党首会談を開催した」と報告し、「われわれも驚くような900万のツイート、国民の声。しっかり応えていく責任を痛感している」と述べました。

日本共産党の志位委員長は「法案は、法治主義、三権分立を脅かす深刻なものだ」と指摘し、「何よりも大事なことは、コロナ収束のために、与野党の枠を超えて協力しないといけないときに、与野党で意見が大きく分かれている問題を強行するというやり方は、とても有害なやり方で絶対にやめるべきだ」と主張。

さらに、検察の人事に内閣が介入することになれば、巨悪に切り込む検察の仕事ができなくなる。また、行政権力と検察権力が一体となったら今度は国策捜査という危険も出てくると「二重の危険」を指摘しました。

 

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党首会談に先立って午前中に、定例の野国連(野党国対委員長連絡会)を開催。

内閣委員会における検察庁法の審議を徹底して行い、矛盾と無法ぶりをあきらかにすること、政府・与党が今週中の採決を明らかにするなど緊迫度を高めている下で、野党の党首会談を開催し、反対、阻止の政治的アピールを行う必要があるとの認識で一致。

 

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検察庁法改悪案に、結束して反対する方針を確認し、与党が衆院内閣委員会で、採決を強行した場合、新型コロナウイルス対策を除き、国会運営全体に影響が及ぶとの認識を共有しました。

 

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野国連後の会見では、立国社の安住淳国対委員長は、与党側が週内の衆院通過を目指していることについて、「今週どころか、ずっと採決はダメだ。強行してきた場合は徹底抗戦するし、単に衆院内閣委だけでなく、国会の衆参全体に影響が及ぶ」と述べ、ツイッター上で改正案に対し多数の抗議が寄せられていることを踏まえ、「『コロナのときに検察庁法改正かよ!』という国民の皆さんの声に謙虚に耳を傾けるべきだと最後の最後まで訴えたい」とも語りました。

 

IMG_5740 20200513野国連後の会見