西陣の「路地」の防災強化に取り組む正親学区を訪問

2020年03月24日

 

22日、西陣の路地の防災強化に取り組む正親学の社会福祉協議会の尾崎富美雄会長宅を、くらた共子市会議員と訪ね、お話をお聞きしました。

写真は、正親学区にある71カ所の細い路地すべてに取り付けられた「銘板」の一つ

銘板は、桜の木でつくられ、下の紋様は西陣織をあしらったとおっしゃっていました。さすがに、西陣織の地域ですね。

 

seisin

 

正親小学校の5年生が防災の授業で討論・議論してつけたネーミングもあるそうで、尾崎さんは「南海・東南海地震が30年以内に起こる可能性は相当高い。この子たちが子育て世代になったときに、こうした防災の取り組みが生きることを期待したい」と、防災にかける思いを語ってくれました。

 

正親 路地2

 

尾崎さんによると、京都特有の「路地」に名前を付け、地域コミュニティの向上や消防署と連携した地域の防災力の向上に取り組む学区は、京都市内222学区のうち3学区(東山・六原学区、下京・菊浜学区とこの正親学区)だけだそうで、民泊問題の調査など、私が、調査に出かけて、興味を抱いたところが、すべてが、この三学区ということになります。

 

正親 路地3

 

尾崎さんは、NPO「あきや・まちづくり・せいしん」を立ち上げ、正親学区にある96の空き家の持ち主にアンケートを送付して相談を行ったり、司法書士も参加した「相談会」を定期的に取り組み、対策を講じておられました。

下の写真は、「行き止まり(袋路)」の路地につけられた「銘板」です。通り抜け可能な路地の「銘板」との違いが分かりますやろか?

「そんな工夫が?」と愉しくなりますよね!

 

正親 路地1