定例会見。「安倍首相のTVでの説明について」「参院選挙制度」等の質問に答える//参院選挙制度二つの「合区案」について、書記局長が会見。

2015年07月22日

22日、定例の記者会見を行いました。「安倍首相の連日のテレビ出演をどう思うか」「新国立競技場について」「参議院選挙制度について」等の質問に答えました。

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安倍首相が、「テレビで(安保法制について)説明をしている」という問いに対して、私は、「(理解されない、不十分と考えるからテレビで説明に躍起となっている)15日の締めくくり総括質疑の際、首相自ら『国民の理解が進んでいるとは言えない』と認めながら、なぜその時点で強行採決を行ったのか」と批判。「このことが、そもそもの問題だ」と指摘しました。

そして、「本来審議を通じて国民の納得を得るべきなのに、テレビで一方的に話して、それで説明というのはお門違い。国民の声を真摯に聞くという姿勢に欠ける」と述べました。

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また、参議院選挙制度について、「選挙制度の改革は国民の権利、議会制民主主義にかかわる重大な問題であり、国民に開かれた議論が不可欠である」と主張。「参院倫理選挙特別委員会での徹底した審議と公聴会や参考人質疑が必要」と述べました。「こういう国会の議論を通して国民に周知していくことも大事。周知期間の日程の問題だけではない」と強調しました。

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本日夕方、山下芳生書記局長・井上哲士参院国対委員長が会見し、参院選挙制度にかかわる、合区を中心内容とした、自民党・4野党案、民主・公明党案のいずれにも反対と表明。

「選挙制度改革で最も大切なことは、多様な民意を正確に議席に反映させることである」として、その見地から「自民・4野党案は、抜本的改革を先送りするもの」と、「民主・公明党案は、単独の県と合区の県との不公平感が一層顕著となる」「合区が機械的で行政区の地理的、社会的な条件を無視している」と反対の理由を会見で述べました。