木島櫻谷旧邸「特別公開」//永々棟「ひなまつり」

2020年03月17日

 

15日、時間を見つけて地元・北区で開催されている木島櫻谷(このしまおうこく)旧邸の「特別公開」と永々棟「ひなまつり」に足を運びました。

「櫻谷文庫」と「平野の家 わざ 永々棟」は、両方とも、私の地元・北区衣笠近郊にあり、ちょうど14、15日は「京都の隠れた名所 衣笠絵描き村界隈をガイドと歩く!」というイベントのコースに選ばれていました。写真は、櫻谷旧邸のひな人形。

 

木島 ひな人形

 

櫻谷文庫は、明治時代末から昭和時代前期に活躍した日本画家・木島桜谷の旧居・画室と作品・遺品、そして櫻谷の収集品の保存管理と公開などを目的した京都市指定文化財で、4月12日までの土、日、祝日に公開されています。

 

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飾られている作品は、木島櫻谷が生まれ育った京都・三条室町の生家近くにあった旧家・大橋家から新たに発見されたもので、櫻谷が得意とした動物画の下書きもたくさんあります。

 

木島 下絵

 

また、その画風は、洗練された技術に裏付けられた写実、そして優美で穏和な雰囲気を特徴としています。
写真下は、私の好きな「獅子図」と。

 

木島 しし

 

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「永々棟 ひなまつり」は、あいにく「写真不可」だったので、たくさんあった絢爛な人形を紹介することはできませんが、10年前に改築された「平野の家」は、西には白虎、南に朱雀のステンドグラスをはめこみ、東の紙屋川を青龍に見立て、庭内では弁財天が守っています。

許可を得て、北側の踊り場にはめ込まれた玄武のステンドグラスの前で。

 

ステンドグラス