安倍総理、野党各党との党首会談開催。志位委員長が出席
2020年03月5日
4日、国会内で日本共産党の志位和夫委員長と安倍晋三首相との党首会談が行われました。日本共産党からは小池晃書記局長が同席。
志位氏は、最初に「政府は『新型インフルエンザ特措法は新型コロナウイルスには適用できないから法改正が必要だ』と言ってきたが、政府はすでに、新型インフルエンザ特措法に基づく措置を新型コロナウイルス対策に適用していたことが、今日の参院予算委員会の審議で明らかになった。法改正の必要だという政府の立法事由はなくなった。法改正は断念すべきだ」と発言。
そして、2012年の新型インフルエンザ特措法に対して、「人権制限の歯止めがあいまいだとして、日本共産党は反対した」と述べました。
さらに、この間の政府の新型コロナウイルス対応の問題点と改善の方向を三点にわたって提起しました。
①「政治決断」では、ウイルスとの闘いに勝つことはできない。専門家の知見を尊重すること。
②現場の教職員、教育委員会、自治体、保護者などが、自ら判断し協力して頑張ってます。その方々を信頼すること。
③国民の生命と安全に関わる重大事態に直面したとき、今までも行ってきたが、政府は国会を構成する政党・会派と相談してことを進めること。
最後に、「政府は3月10日頃までに第2弾の緊急対策を決めるとしている。方針を決める際には、再度、党首会談を行い、各党会派の具体的な提案を聞いていただいて、それを政府方針に反映させていただきたい」と求めました。