京都職対連「第37回定期大会」であいさつ

2020年02月24日

 

23日、京都労災職業病対策連絡会議(通称、京都職対連)の「第37回定期大会」に来賓として参加し、あいさつしました。

私は、冒頭、「アスベスト訴訟や過労死問題、メンタルヘルスケアなど、労働者の置かれる困難や苦しみに寄り添い、長年たたかってこられたみなさんの運動に心から敬意と連帯のご挨拶を送ります」としてうえで、国会の状況について2つの問題を紹介しました。

 

職対連

 

まず第一は、「安倍政権による『桜を見る会』は、行政の私物化、買収の疑い、公文書の廃棄など、民主主義の危機ともいうべき事態であり、こうした現状に怒りを持って立ち上がろう」という点です。さらに私は、この点で、「検察人事をめぐる定年延長問題は、『口頭による決裁』『正式決裁なし』で勝手に法律解釈を変更するものであり、法そのものをないがしろにするもの。法治国家としての国の在り方を根本から壊すもの」と厳しく批判。「今、日本共産党と野党共闘は、国の在り方を根底から壊そうとする安倍政権に対し、これを再生するための民主主義の大義あるたたかいを挑んでいる」と強調しました。(下の写真は、あいさつする河口隆洋京都職対連会長・京教組委員長)。

 

職大連 河口

 

第二に、私は、「維新議員の本会議質問に答えて、『共産党は暴力革命の方針を変えていない』とする事実無根の反共攻撃を一国の宰相が行った問題について、野党が一致して抗議し、撤回を要求するところまで野党共闘が進化している」ことを紹介。「安倍政権にかわる野党連合政権をつくるときには、こうした反共による野党分断攻撃が必ず出てくると予測はしていたが、野党が足並みを揃えて抗議するところまできている。これはたいへん重要な、画期的な出来事だ」と強調しました。

最後に、「みなさんの運動と深く共同して、私どもも安倍政権にかわる新しい野党連合政権を目指して頑張ります。ともに新しい時代を切り開きましょう」と結びました。