戦争の悲劇を繰り返させない!京都で駆ける//谷口善太郎しのぶ会//下京区「戦争展」//下京区安寧後援会”朝カフエ”//大善院「せんそうこじぞう」

2015年07月5日

「谷口善太郎さんをしのぶ会と墓参の会」が開催されました。参加者の一人としてあいさつをしました。

5谷口善太郎しのぶ会あいさつ

 

谷口善太郎さんは、清水焼の労働者、プロレタリア作家として活動。同時に、1923年に西陣出身の国領五一郎らと共に、京都の日本共産党結成に参加しました。戦後に日本共産党の衆議院議員団団長を勤めた大先輩でもあります。

私は、「国会での民主主義を蹂躙する自民党の『勉強会』発言、憲法を根底から破壊しようとする”戦争法”強行の暴挙を許さない。二度と戦争への道を歩まない思いが、大きく広がっている。国民の皆さんとの共同の闘いで、廃案にするために全力をあげる。天皇制の暗黒政治の下で、谷口善太郎さんをはじめ、命をかけて闘った先人の遺志をしっかりと引き継ぎ闘おう!」と、よびかけました。

「しのぶ会」は、昨年2月8日に『谷善とよばれた人』の出版を記念して始められました。写真は、会の世話役の藤本貞子さん(元京都市会議員)です。会場の庭にすてきな花が咲いていましたので。

5谷口善太郎しのぶ会 藤本さんと

 

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下京区安寧学区日本共産党後援会が定例で開催している『朝カフエ』に参加し、国会報告。ステキな喫茶店のご厚意で、モーニングを食べながら政治談義をする粋な集まりです。

下京区でも、数の暴挙で「戦争法」を強行しようとする安倍政権への怒りが広がり、これまでになく反対の声が上がっていること、全国的な運動になっている『戦争をさせない1000人委員会』を立ち上げたことなどが報告されていました。私が、国会報告、西脇いく子京都府会議員が「戦争法反対の意見書をもとめる請願」の審議の報告、山中わたる京都市会議員が市議会報告をしました。

朝カフエ こくた

 

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下京区の「人・まち交流館」で昨日から開催されている『下京戦争展』にも出かけてきました。

戦時中の召集令状や遺品、戦争前の下京区の写真などが展示されていました。戦争の語り部として、各地で聞き取りや講演をされている宅間巌 さんのお話を聞きました。

「自分の父親も含めて、戦時中の様子を聞き取ることは、大変苦労がいる。戦争を繰り返してはならないと思ってはいるが、正義の戦争だと信じさせられてきた中で、侵略戦争だったというと心を閉ざし、語ってくれない。戦争の悲惨さを知り、時代へ語り継ぐ活動の大切さを痛感する。京都で何があったのか、くらしがどう変わっていったのか・・・自らの関わりの中で戦争を語り継ごう」 の報告は、印象的でした。

戦争展語り部

5下京戦争展こくた

 

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行動の途中で立ち寄った真宗佛光寺派大善院で、ご住職の佐々木正祥氏とお話をすることができました。「せんそうこじぞう」を建立さとのことです。大善院には、戦後、京都の孤児収容施設だった「伏見寮」の子ども達の遺骨、遺髪が保管・供養されています。

 

sennsoukozizou

佐々木住職のお話と「せんそうこじぞうの会」の訴えで、以下のことを知りました。

戦災の少なかった京都には、空襲で被災した阪神地方から多くの孤児が集まった歴史があります。戦争の犠牲になった戦争孤児や戦後の食べ物もない厳しい環境の中で命を落とした子ども達に心をよせて,平和の思いを後世へ伝えたいと、建立されることになったそうです。「『せんそうこじぞう』に抱かれた地球にのる5体の『こじぞう』は、『戦災孤児』『沖縄の戦場孤児』『原爆孤児』『引揚・残留孤児』『混血(国際)孤児』(原文のママ)を示しています」。デザインしたのは高校生で、写真は、粘土モデルです。

建立は、7月20日(午後2時~ 大善院)とお聞きしました。