1日、「野党緊急全議員集会」//動画もご覧ください。

2019年11月2日

 

1日、国会内で「野党緊急全議員集会」を開催。野党が一致結束してたたかうため、各党党首らが決意を述べました。

 

立憲民主党の安住淳国対委員長から 31日からの情勢報告があり、衆参の予算委員会が来週(衆議院は6日、参議院は8日)に開かれること、英語民間試験導入問題について、萩生田文科相が9時半からの会見でをして延期することを発表したとの報告がありました。

報告を受けて、各党の党首・代表らが決意を表明しました。

立憲民主党の枝野幸男代表は、英語民間試験導入問題について、「有権者・主権者のみなさんが、しっかりと声を上げれば政治が動くという民主主義の本来の姿を取り戻すことができた」と述べ、「有権者・主権者の皆さんの声をしっかりと受け止めるうえで、野党各党がみんなで連携して力を合わせることが、いかに大きな意味を持つことを証明した」と語りました。そして、「引き続き、みんなで頑張って政治状況を変えていく、叶えられるという今回の成果、自信を持ちながら、みなさんとともに進んでいきたい」と決表明しました。

 

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国民民主党の玉木雄一郎代表は、「私たちが力を合わせれば民主主義は動くんだということを国民のみなさんに示すことが出来たと思う」と述べ、「民意を届ける、民意が届く政治を実現するために力を合わせて頑張っていきましょう」と呼びかけました。

 

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日本共産党の志位和夫委員長は、「私も英語民間試験の導入を延期させた、これは全国の高校生、受験生のみなさんのたたかいと野党の強固な結束の大きな成果だと思います」と述べ、「萩生田さんには辞めてもらわなければなりません」と主張。

 

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そして2人の大臣辞任の問題について、「安倍さんは、『任命責任は私にある』と繰り返します。任命責任と言いながら首相は、国会にきちんと説明してこなかった。疑惑の解明もしてこなかった。今度こそやってやろうではありませんか。来週の集中審議をはじめとして、国会の場で徹底的に首相自身の責任を解明していこうではありませんか」と呼びかけました。

 

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志位氏はさらに、「安倍政権のモラル破壊は底なしだ」と強調。「底なし2つ根っこがある。一つは安倍首相自身が森友・加計疑惑。自分自身の疑惑、説明していないではないですか。終わっていないではないですか。自分の嘘の上に、みんなが嘘にウソを重ね文書を改ざんしてきた」と指摘。「そしてもう一つ、安保法制。安保法制というのは集団的自衛権を行使できないという、憲法の解釈を勝手に解釈した、これが一番のモラル破壊ではありませんか。この根っこを断つ必要がある。野党で力を合わせて安倍政権を倒そうではありませんか」と述べました。

 

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志位氏は、最後に、この間の県知事選挙の結果を振り返り、「野党共闘によって、埼玉で勝ち、岩手で勝ち、今度は高知で勝とう。みんなで力を合わせて勝ち上がって、安倍政権を打倒する、新しい政治をつくるために頑張りましょう」と呼びかけ、「私も頑張ります」と決意表明。

 

社会保障を立て直す国民会議の玄葉光一郎幹事長は「我々が、共通して持っている理念に関わるテーマで成果をあげたことは非常に大きいなと思う。ぜひ、これを選挙を含めて上手にすべてにつなげていけるように頑張っていきたい」と決意表明。

 

社民党の福島みずほ副党首は「6日間の間に2人の大臣が辞める。しかもお金の問題が絡んでいる。とんでもない事態だ」と指摘し、「安倍総理は、任命責任を果たさなければなりません。安倍内閣総辞職に値するのではないでしょうか。この立場で一緒に頑張っていきましょう」と述べました。

司会を務めた武内則男衆院議員は、「志位委員長からもありましたが、高知県知事選挙は、何としても野党の共闘で勝とうではありませんか」と述べ、参加者の拍手で確認されました。

原口一博国民民主党の発声で「頑張ろう」を三唱しました。

 

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野党緊急全議員集会の動画です。ぜひ、ご覧ください。