25日、菅原経産相辞任。緊急野国連開催//緊急記者会見を行う
2019年10月26日
25日朝、菅原一秀経済産業大臣は、安倍首相に辞表を提出、辞任しました。公設秘書が地元選挙区の有権者に香典などを配ったことで公職選挙法違反の疑惑が取りざたされていました。
菅原氏は、辞任後の会見で、「国会が停滞し、法案が審議できないのは私の本意ではない」「任期途中で経済産業大臣の職を辞することは慚愧(ざんぎ)に堪えない」などと述べ、「秘書が香典を出した」と認めました。
8 時過ぎの辞任を受け、9 時過ぎに国会内で、緊急に野党国対委員長連絡会(野国連)を開催。
野国連では、菅原氏の辞任は、公職選挙法違反を事実上、認めたもので大臣を辞めればすむという問題ではなく『議員辞職』に相当するとの認識で一致。
自民党に対して、まず、自らの前日の発言通り経産委員会理事会に菅原氏の出席を求め、説明責任を果たすよう申し入れました。
この日予定されていた各委員会は、話し合いの結果、流会することになりました。
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野党国対委員長連絡会(野国連)のあと、緊急記者会見をひらき、野国連の報告と見解を明らかにしました。
私は、菅原氏が公職選挙法に違反するような疑惑が浮きぼりなり、昨夜の時点では、「経済産業委員会で説明する」と表明していた。まずは、委員会に出席して説明責任を果たせというのが第一だ」と述べました。
そして、「辞任すれば良いという話でない。疑惑の解明をしなければならない。公職選挙法違反が事実であれば議員辞職に相当する」と指摘。
さらに「安倍総理は何ら責任を果たしていない」「『任命責任は私にある』というが、事実関係の究明もせず、疑惑のある人物を任命した責任も明らかにしようとしない。無責任だ」と批判しました。
最後に、「過去の例で、小渕優子経産大臣や甘利明経済再生担当大臣が辞任したときも、疑惑を説明すると言いながら結局、説明をしないままだ。自民党政治無責任な姿勢の表れだ」と主張しました。