第15回「桑」マルベリーフォーラム@建仁寺に出席

2019年10月2日

 

報告です。

9月29日、桑の葉の文化や価値を京都から広めようと、「第15回 マルベリー(桑)フォーラム」が、約800年前に茶と桑を伝えた僧、栄西ゆかりの建仁寺(京都市東山区)で開催され、私は来賓として紹介されました。

 

フォーラム

 

この企画は、織物、仏教、観光、行政の関係者らで構成するNPO法人「京都マルベリー協会」が、年1回開催しているもので、300人以上が参加。桑が伝わり養蚕が始まると、京都では着物文化が開花し、最近では桑の葉が健康食品としても注目されています。

今日、「方丈の間」(重文)で行ったフォーラムでは、建仁寺派の川本博明宗務総長が挨拶。西陣織工業組合の渡邉隆夫理事長、建仁寺派法観寺(八坂の塔)副住職の浅野俊道師、工芸繊維大学の原三郎名誉教授が講演しました。下の写真は、開会の挨拶をする川本博明宗務総長。

 

フォーラム全景

 

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フォーラムの前の時間を使い、建仁寺の各所を拝見。

まず、境内にある開祖榮西禅師を顕彰した「桑の碑」前で。

 

榮西 碑

 

14年前に建立されたとき、碑のいわれが、こちらにしたためられました。

 

碑のいわれ

 

こちらは、方丈の間から望む建仁寺の庭園

 

庭園

 

そしてこちらは、建仁寺の渡り廊下の瓦

 

建仁寺かわら

 

こちらの間のふすまは、鳥羽美花さん作。見事に染めで描かれており、おもわず見入ってしまいました。

 

鳥羽美花