時事通信、インタビューが配信されました

2019年08月22日

既報のように、時事通信のインタビューを受けました。最初のくだりは私自身が発言を載せました。後半は次のように掲載されています。

憲法審、動かす必要ない=穀田恵二共産党国対委員長-改憲論議を問う

8/22(木) 7:06配信

時事通信

-参院選結果をどう見ているか。
安倍政権がたくらむ憲法改悪に「ノー」の立場を明確にした野党が3分の1以上を確保した。自民党は単独過半数を下回り、日本維新の会など(改憲に前向きな勢力)を加えても3分の2を割った。性急な、期限を切った改憲に国民は「ノー」の審判を下した。

-衆参両院憲法審査会での改憲議論は難しくなったか。
改憲を発議する必要があるのか。誰も望んでいない。審査会を動かす必要はない。

-国民が望まないなら発議しても国民投票で否決されるのでは。
そんな生易しい話ではない。安倍晋三首相や側近たちは憲法を変えるなら何でもありで、「ワイルドにやるんだ」と言って、ごり押しをしようとしている。自民党の萩生田光一幹事長代行は「衆院議長を代えてでも」と言ったが、その執念たるや、すさまじいものがある。

-秋の臨時国会でも改憲議論は不要か。
今やるべきことは何なのか。10月の消費税増税はどうするのか。年金問題も解決していない。日韓関係をどう打開し、ホルムズ海峡の問題にどう対処するのか。(改憲に優先する)課題は山積している。

-自民党の改憲4項目をどう評価するか。
中心は9条だ。1項と2項をそのままにしても、「自衛の措置を妨げない」と書き、自衛隊保持をうたえば、「戦力不保持」の2項は死文化する。日米同盟を双務的な「血の同盟」にするという目的が明確になった。

-野党の足並みが乱れる心配は。
ない。野党は市民連合との話し合いで「安倍政権による改憲発議をさせない」という項目を含む政策合意をつくった。自民党は国民投票法の不十分な点を呼び水にしようとしているが、野党側は「それなら法律の根本的欠陥から議論しよう」と大きく構え、団結している。

-首相が目指す2020年の改正憲法施行は阻止するか。
自分の野望のためなら何でもやるという執念は、国民運動でストップさせる。

 

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