12日、記者会見。「麻生氏の『2,000万円』報告書拒否は、ご都合主義も甚だしい」と批判

2019年06月13日

 

12日、国会内で定例記者会見を行いました。

私は、麻生太郎金融担当相が、夫婦の老後に2000万円の蓄えが必要だとする金融庁の金融審議会の市場ワーキンググループが公表した報告書の受け取りを拒否したことに対し、「政府に都合が悪いことは消し去るという、これほどのご都合主義はない」との見解を述べました。

自民党の参院選に向けた『政策BANK』でも「人生100年時代の到来を踏まえ、国民が生涯にわたり安定的な資産形成を行うため、「つみたてNISA」をさらに普及させると明記しており、報告書は「資産形成のためにNISAによる投資」を促している点はまったく同じではないかと強調。

さらに、「報告書は、突然出てきたものではなく、諮問を受けた専門家による審議会が答申するという過程を経たものだ」と指摘し、「都合が悪ければ自分たちの党の政策まで消すのかということになる。あらゆる意味で、今の自民党政治が行き詰まりの極致にきていることを示すものだ」と述べました。

 

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5野党の国対委員長連絡会議では、老後2000万円の蓄えが必要とした金融庁の報告書イージス・アショア配備に向けたずさんな調査結果国家戦略特区をめぐって浮上した利権疑惑の3つの問題を徹底追及していくこと、を確認し、3つの問題で野党合同ヒアリングを行いことを決めたことも報告しました。

国対委員長連絡会議に基づいて、与党に対し予算委員会の開催の申し入れを行い、与野党国対委員長会談を早急に実施することを求めました。

私は、与党が予算委員会の開催を拒否していることについて「与党はいい加減に審議拒否はやめるべきだ」と批判しました。

 

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その他、メディアの記者団の質問に応えました。