5日、外務委 迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」配備問題追及//質疑の動画も見られます

2019年06月8日

報告です。5日の外務委員会で「陸上自衛隊の海外共同訓練『日報』問題と「イージス・アショア」の配備問題について、防衛相の情報隠しと調査のずさんさを暴露し、追及しました。

 

2こくたさん

 

私は、防衛省がイージス・アショアの配備をめぐり、配備候補地に誤ったデータを基に説明を行い、重大な情報を隠したまま配備を進めようとしている姿勢を批判。

 

原田副大臣

 

陸上自衛隊新屋演習場(秋田市)を適地とした調査結果て、秋田県男鹿市の山などを見上げる仰角が、15度となっているが、実際は 4度であったなど、9カ所に誤りがあったことを取り上げ、「ずさん極まりないやり方だ」と批判。

原田憲治防衛副大臣は、誤りを認め、「地元からご理解をいただくまで、造成工事には入らない」と答弁。

 

DSC_96261 0605外務(赤旗)

 

続いて、防衛省が昨年5月、候補地選定にあたり、使用した決済資料を示し、新屋演習場とむつみ演習場(山口県萩市)を選定した検討過程に関する記述が黒塗りになっていること、調査に関する箇所も黒塗りになっていることを追及。

 

こくたさん1

 

原田副大臣は「他国との信頼関係が損なわれるおそれがあるから不開示としている」と答弁しました。

私は、ということは黒塗りの箇所には、「他国との信頼関係が損なわれる恐れがある」ような検討をしたことが書かれているということたなと述べ、極めて重大な答弁だと追及すると、同じ答弁書を読み繰り返すのみでした。

 

原田副大臣とこくたさん

 

河野太郎外務大臣に対しては、政府が導入を進めているアメリカ製のイージス・アショアの購入が、安倍政権が言う「日米の絆」ということなのかと、政府の姿勢を追及。

河野大臣は、「国民の生命と財産を守るための純粋な防御的システム。適時・円滑な配備を行う」と答弁。

 

河野大臣

 

最後に、住民の安心・安全と言いながら、デタラメなデータで住民説明し、「防衛機密」を盾に肝心な問題は一切公開しない、住民生活に与える影響よりもイージス・アショアの配備を最優先する、これはまさに配備ありきだと批判し、イージス・アショアの配備を直ちに撤回すべきだと主張し、質問を閉じました。

 

こくたさん3

 

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以下をクリックすると、衆院のライブラリーから質疑の様子を見ることができます。

www.shugiintv.go.jp/jp/index.php?ex=VL&deli_id=49144&media_type=

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