「翁長知事と菅官房長官の会談について」「いっせい選挙の手ごたえ」を語る

2015年04月7日

1502一輪

5日、翁長沖縄県知事と菅官房長官の会談が行われ、冒頭30分が公開されました。あらためてメディアの記者から、感想といっせい地方選挙の手ごたえについて求められました。次のように述べました。

翁長知事は、「沖縄県民は今日まで自ら基地を提供したことはない。沖縄戦後、強制接収されたもの」と語り、沖縄の基地がいかにつくられたかの歴史を述べ、県民の基地あるがゆえに被った苦難にふれ「辺野古への新基地建設は絶対に建設することができないという確信を持っている」と力強く主張したことに、私自身感動をおぼえました。

また「沖縄の基地が抑止力」と唱える官房長官に対して、「普天間基地の危険性除去のために沖縄が負担しろという話をすること自体、政治の堕落だ」厳しく批判したことに、わが意を得たりと思いました。

翁長知事は「粛々」との言葉をくりかえす政府の発言に対して、米統治下にあった60年代、「琉球における自治は神話」と暴言を吐いたキャラウェイ高等弁務官を引き合いに出し、「粛々という言葉には問答無用という姿勢が感じられる」とのべました。まさに安倍政権の施政の根本を突いたもので、「その通り」と叫びました。

赤嶺政賢衆院議員の話では、会談の場に登場した翁長知事は、自動車の窓を開けてガッツポーズで応えたといいます。まさに揺らぐことなく堂々とオール沖縄の意思を表明しました。

いっせい地方選挙で、このような沖縄の闘いに呼応して、頑張りたいと思います。手ごたえは十分ですが、最後まで奮闘することによって、日本共産党の議席の前進をつくり、安倍政権の暴走に「ノー」の審判をつきつけたいと思います。

( なお、「KBS京都」取材の、京都におけるいっせい地方選挙の取り組みと展望⦅3月21日インタビュー⦆は、4月2日に放映されました。)