祇園祭山鉾・太子山「胴懸」のお披露目//「京都御苑ふくしまウイーク」
2018年06月13日
とてもステキな報告です。祇園祭の山鉾の一つ、「太子山」の左右を飾る胴懸(どうかけ)が243年ぶりに新調され、10日、太子山保存会が一般公開。私も、かけつけました。
これまでの胴懸は、1775年から山鉾巡行で使われてきたため傷みが目立ち、今回の新調となりましたが、「保存会のみなさんのご苦労はたいへんだったかと思います」とお声がけしました。
胴懸には、前からあった「生命の樹」や「クジャク」を中心に、鳥や花、動物が色鮮やかに豊かに描かれており、実に美しい姿になっていました。
制作はベトナムで行われたとのことで、保存会メンバーが現地に通って配色を提案するなど3年がかりで完成されたとのこと。それもあってか、川口良正理事長(写真下)は、「胴懸の独特の美を見てほしい」と、なんとまあ多弁、雄弁。その強い思いがよく伝わってきました。
太子山は、聖徳太子を祀っていることからこの名がつけられています。聖徳太子が四天王寺建立にあたり、自ら山中に入って良材を求めたという所伝にもとづき、他の山がいずれも松を立てているのに対して、この山のみは真木に杉を立て、その樹に小さな如意輪観音像を奉戴しています。太子は少年像で右手に斧、左手に衵扇を持っています。
写真下は、昨年の祇園祭の太子山の胴懸です。友人から送られてきたものの中から見つけました。今年はお色直しをした太子山が披露されます。とても愉しみです。
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10日朝、ふと「京都新聞」をみると、京都御苑の閑院宮邸跡で東京電力福島第一原発事故の除染の取り組みや福島の文化、物産を紹介する「京都御苑ふくしまウイーク」が開催されていると知り、立ち寄りました。
会津地方のブースでは、懐かしの「赤べこ」や「起き上がり小法師」が。「会津は戊申を忘れない」という思いで作られたのでしょうか、私は、あれから150年を記念して作成された小物を買い求めました。
また、二本松のブースでは、地元の特産物を販売。日本酒の全国新酒鑑評会では、福島県のお酒が「6年連続で日本一」だとかで、二本松の日本酒を買い求めました。