22日、衆院本会議で永年在職議員表彰を受ける//表祝行事が議長応接室にて

2018年05月23日

 

22日に開かれた衆院本会義で、永年在職議員表彰(25年)を受けました。日本共産党で表彰を受けた同期は、志位和夫委員長です。(なお足の骨折によって、演壇に並ぶことは遠慮しました)。

 

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代表謝辞は、年長者の林幹雄議員が行いました。各議員の謝辞は、会議録に掲載されます。

私の「謝辞」は以下の通りです。

 

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永年議員表彰の謝辞

2018年5月22日   穀田 恵二

このたび院議をもって、永年在職議員の表彰を受けました。望外の喜びであり感謝の念に堪えません。1993年、京都一区での初当選以来、四半世紀にわたり、私を国会に押し上げていただいた京都と近畿ブロックの支持者の皆さんに心からお礼を申し上げます。

私の政治活動の出発点は、反戦平和の思いです。母校の立命館大学には、侵略戦争に学徒が動員された過ちを反省し、二度と若者が銃をとらないとの決意を表した、反戦平和の象徴・わだつみ像が建立されています。

私はこの決意を自らのものとして、戦前の暗黒時代に、侵略戦争に反対し平和と民主主義の実現を主張してきた日本共産党に入党しました。
日本国憲法は、「政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることがないやうに決意し」、国民主権、恒久平和、基本的人権の原則をうちたてました。

私は、この原則を政治に生かすべく、「わだつみの悲劇を繰り返すまい」「憲法を政治に生かそう」を政治信条として貫いてきました。

95年、阪神淡路大震災が発生しました。発災直後から被災地を訪れ、被災者支援と復興は「人間の復興」を理念とすべきこと、政治の要諦は「国民の安全」と痛感しました。被災者の生活再建に対する公的支援の実現を求め続け、被災者・市民の皆さんと共同を広げ「被災者生活再建支援制度」の創設に努力してきました。

私は、21年間日本共産党の国会対策委員長を務めてきました。議会とは、議会制民主主義とは何でしょうか。国会の最大の任務は、政府の暴走をストップし、行政府に対するチェック機能を果たすことです。その点では、憲法の平和主義を根本から破壊する安保法制、さらには、公文書の改ざん、ねつ造、隠ぺいという、国会を愚弄し議会制民主主義を根底から覆す事態に対して議会の存在が問われているといわねばなりません。

国政は国民の厳粛な信託にもとづくものでありながら、国民の声を無視する強権政治が横行しています。その背景には選挙制度があります。小選挙区制を廃止し、多様な民意を正確に反映する選挙制度への改革を訴えるものです。

いま「戦争する国づくり」が進められ、憲法九条を変えようとする動きが強まっています。

国民は、この策動を断じて許さないでありましょう。暴走政治と対峙し、立憲主義回復・安保法制反対の国民的運動の中で培われた「野党は共闘」の声が、「市民と野党の共闘」として発展しつつあります。

私は、国会議員としての今後の活動の中で、憲法を生かす新しい政治の流れを実現するために全力を尽くす決意を改めて表明して謝辞といたします。

 

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なお、表彰されたのは、林幹雄、山本公一、鴨下一郎、塩崎恭久、志位和夫、安倍晋三、浜田靖一、岸田文雄、野田聖子、前原誠司、玄葉光一郎、茂木敏充の各衆院議員でした。

 

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本会議散会後、議長応接室にて、表祝行事が行われました。

まず大島理森衆院議長より、表彰状が手交されました。

 

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表彰議員と議院運営委員会メンバーらと記念撮影をしました(写真下)。

 

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表彰者と懇談し、連れ合いと乾杯(写真下)。

 

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