「京都の文化財を守る会」と懇談/「千本ゑんま堂狂言」を鑑賞

2018年05月7日

 

京都市内で、「京都の文化財を守る会」のみなさんと、私、原田完府会議員が初めて懇談しました。

「当会は、蜷川府知事の時代につくられ、今年でちょうど50年になります。構成員は5支部212人。毎月研修会を重ね、ボランティア活動を行っています」と明石忠会長(写真左奥。手前は企画・広報担当の奥西不二さん)。「守る会」は、10月27日、「創立50周年記念式典」も予定(平安神宮にて)しています。

 

文化財を守る会

 

この懇談は、2月21日、衆議院第4分会会において、私が「文化財保護行政」について質問したことを受けてのもの。また、京都府議団でも、この間「文化財修復事業者懇談会・シンポジウム」を3回重ねてきており、その内容もお伝えし、忌憚ない意見をお聞きしました。

「京都は文化財の宝庫だが、文化財が置かれている状態はある意味で危機的。文化財をしっかり保護し、その存在を知り、学び、知らせ、伝えてゆきたい」「私も小学校で年8回お話しさせていただいているが、観光や商業主義に傾斜するのでなく、文化財を国民の共有財産、教育資源として位置づけ、学校や地域に伝えてゆきたい。そのためにも教育委員会の役割は大切だし、文化財保護が重要」などのご意見を伺いました。

 

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千本ゑんま堂狂言を鑑賞。千本ゑんま堂(引接寺)狂言は、京都において壬生寺の壬生大念仏狂言嵯峨釈迦堂(清凉寺)の嵯峨大念仏狂言と合わせ、京の三大狂言と言われています。

 

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ゑんま堂狂言は、他の狂言と違い、有言の狂言です。千本ゑんま堂大念仏狂言保存会のみなさんが演じています。演目は「道成寺」でした。

 

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演ずる方の迫真の演技。舞台の端を転げ落ちんばかりの行ったり来たり。やんやの喝采でした。

 

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今年は、千本ゑんま堂創建1000年記念とのこと、千本六歳念仏会の特別公演も行われたとお聞きしています。