静岡市葵区で演説会(3・15)「県会ゼロの克服を!」を訴える
2015年03月17日
報告です。3月15日静岡市葵区で開催された演説会、島津幸広衆院議員とともに訴えました。静岡県は、日本共産党の県会議員がいません。「県会議員ゼロを何として克服を」と強調。
葵区でもり大介候補、駿河区で鈴木ちか候補の必勝を訴えました。まず、島津さんを国会に送り出した地域だけあって、「衆議院議員の島津幸広です」とのあいさつに、参加者から「ウォー」との反応。終了後も握手攻め。「ほんとうに出して良かった」の声が相次ぎました。
「次は、もりさんの番だ」と県会議員選挙での勝利を願う熱気でおおいに盛り上がりました。
私は、特に県議会に、日本共産党の議席があった時と、ない時の違いを強調しました。日本共産党の議席がゼロになって、最大の点は、県民の声・願いが届かなくなったこと。
何よりまず、「世界一危険な浜岡原発を廃炉に」という、県民多数の声を議会で堂々と主張する議員がいないということ。
①「いた」とき、「子どもたちにゆきとどいた教育を」「中卒までの医療費助成を」など、6件の請願が、共産党が紹介議員となって、県議会で議論された。一方、この4年間は、請願運動はあるが、紹介議員がいなくて、「請願ゼロ」。国民の参政権の重要な権利である請願権が、門前払いされている。日本共産党議席「ゼロ」の愛知県でも福岡県でも同様。共産党県議が「いた」と、「いない」とで大違い。また、静岡県民にとって重要な「浜岡原発の再稼働の是非を問う県民投票条例」は、条例制定を求める18万人もの県民の直接請求で県議会に上程されましたが、全員反対で、県民の願いは否決。いま進められている「再稼働反対の百万人署名」は、扱われなくなる可能性もある。
②議会は、無風・チェック機能なし。知事でさえも「討論が低調になった」。メディアからは「緊張感がなくなった」の声が寄せられている。常任委員会は最低3日間の日程を確保。共産党県議が「いた」委員会は三日間審議したが、「いない」委員会は、1日・2日で審議を終えていた。党議席が「ゼロ」になって、制限のなかった委員会の質問時間が、一人一委員会1時間に制限され、審議日数も短くなっている。
③年四回の定例議会の本会議の討論も、2010年「いた」ときは毎議会で討論があった。2014年「いない」ときは6月、12月の定例会は一切討論なし。
以上のような状況を述べ、県民と議会になくてはならぬ日本共産党県会議員と訴えました。