京都で「特別国会」報告会を開催、国会情勢を報告

2017年12月19日

 

17日、14時から京都アスニーにて、日本共産党京都府委員会主催で「特別国会報告会」が開催されました。

一部では、井上哲士参院議員が「北朝鮮問題、どう見て、どう語るか」をテーマに講演。第二部では、倉林明子参院議員が「一期目の自らの国会活動と実績」を【国会論戦集】という小冊子にまとめ上げて報告しました。

特に、消費税の強権的取立てをストップさせたことは見事でした。増税された消費税が払えず、滞納額が膨らんで一括納付か差押えを迫られる悲痛な声を受け「業者の息の根を止めるような徴税はすべきでない。すべての税務署に新たな猶予制度の周知徹底を図れ」と追及。麻生財務相は「すべての窓口で周知されていないのはこちらの落ち度。きちんと対応させていただく」と答弁。

この制度の活用は、2年間で6万件になりました。現場と結んだ論戦で”使える”成果をつぎつぎとあげている倉林参院議員です。

二部で私は、国会報告。まず「特別国会」で森友・加計学園疑惑で「東京新聞」や「朝日新聞」が、一面で日本共産党の追及を取り上げるなど、「日本党国会議員団の役割が光った国会であった」と紹介。

 

国会報告会

 

また、憲法9条に第3項を「加憲」するという「日本会議」仕込みの「野党共闘分断策」が、総選挙でのたたかいにおいても「希望の党」という「いわば逆流によって持ち込まれた後の特別国会であっただけに、院内での共同をどう進めるか知恵と工夫、努力をつくした」と報告。

その結果、「特別国会での会期延長と審議時間の確保。『共謀罪廃止法案』、『カジノ廃止法案』、『公文書管理法案』など野党の共同提案に実り、今後の市民と野党の共闘の新しい一歩を踏み出した」と強調しました。

 

国政報告会2

 

最後に、私は、12月16日「朝日新聞」の「私の紙面批評」で作家の中島京子さんが「異常な国会審議 ~ 今後も監視が必要」と題したコラムを書いていることを紹介し、「こうした期待にこたえ、通常国会でもいっそう頑張りたい」と結びました。