北区「夏祭り」のトリ、「紫竹夏まつり」に参加//「京都市民の交通権を考えるシンポ」であいさつ

2017年09月11日

 

9日、北区関係の夏祭りのおおとり「紫竹夏祭り」が開催され、激励に駆けつけ、紹介を受けました(写真前例右端が玉本なるみ京都市議)。

到着した頃には、ちょうど加茂川中学校の吹奏楽演奏、続いて子どもらを対象にした大抽選会が行われ、くじに当たった子どもらが景品を受け取り賑やかなお祭りでした。

 

紫竹小1

 

各種団体が出店する模擬店に挨拶に回ると、戦争体験を熱心に話される方がおられ、玉本なるみ市会議員とお話しを伺い、「戦争の悲劇を再び繰り返すまい」との決意を固めました。

 

紫竹小2

 

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9日、午後一番に、「京都市民の交通権を考えるシンポジウム」に駆けつけ、挨拶しました。

 

交通シンポ

 

今回のシンポジウムは、「市民の足をまもる連絡会」結成20周年を記念して開催されたもので、いただいた資料等を拝見して、私は京都市民の粘り強い運動が政治と行政を動かしていることを実感しました。

 私は、北区雲ヶ畑など、京都市内のすみずみでご参加の皆さんが運動され、今日の到達を築いてこられたことを念頭に、「この20年間、自民党政治の下で、新自由主義が席巻し、地方切り捨てが行われてきたが、これが住民運動のせめぎ合いの中で破綻し、地域の公共交通を住民が蘇らせている。この流れをさらに強くしていこう」と呼びかけました。

私からのお祝いの「メッセージ」(以下紹介します)が、所収されたパンフレットが参加者全員に配布されました。

 

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「市民の足を守る連絡会」結成20周年おめでとうございます。 連絡会の方々が、市バスの利便性向上、交通不便地域の解消などを求め、各地で行われていた運動の連絡組織として結成され、今日まで住民の要求に基き、数々の成果をあげ、取り組みを前進させてきたことに心から敬意を表します。

 自民党政府は、道路・交通・運輸の分野でも「規制緩和」を行ってきました。「規制緩和は事業活性化につながる」(当時の運輸大臣)とした2000年の道路運送法「改正」はその最たるものでした。  

    ところが、その結果は逆でした。私たちが指摘したように、タクシーの供給過剰、長距離バスなどの参入自由、労働者の長時間労働、低収入、利用者・国民の安全、サービス上多大な問題が生じたのです。また、地方では「儲からない」ことを理由に、交通分野での民営化、路線の縮小・廃止が相次ぐ事態が生まれました。

 しかし、国民・住民の運動の粘り強い運動が、規制緩和=市場競争原理万能論を少しずつ打ち破りつつあります。政府もタクシー規制、地方での公共交通活性化への方向を打ち出さざるを得なくなりました。

 問題は、これからです。私は国会で「交通基本権」を提唱してきました。すなわち移動する権利の保障です。市場原理では解決できない公共性の高い政策課題である、安全問題(交通・運輸においては絶対安全の保障)、生活交通の維持、バリアリー、労働条件の適正化等々を住民要求運動の発展と車の両輪として追求して、実現しようではありませんか。

 住み続けられるまち、京都をそんなまちにするためにともに力を合わせましょう。