29日、与野党国対委員長会談。北ミサイル問題で、30日閉会中審査決める。野党は「当然」としつつ、臨時国会を要求!

2017年08月30日

 

29 日、13 時から緊急に与野党国対委員長会談か開催され、北朝鮮による弾道ミサイル発射問題について、30日に衆議院安全保障委員会の閉会中審査を行うことを確認しました。
席上、森山裕自民党国会対委員長は、大島理森衆院議長が「閉会中審査を求める談話」を発出したことにも触れ、「国会としての対応をどうするのか閉会中審査を行い議論したい」と提案しました。

四野党(日本共産党、民進党、自由党、社民党)は、事態の重大性から、閉中審査は当然のこととしても、この間、憲法 53 条に基づいて臨時国会の召集を求めて来たこと、南スーダン陸自「日報」隠蔽問題で稲田朋美前防衛相の出席の下での閉会中審査を求めて来たことなどに、政府・与党が一顧だにしなかった点を、一様に批判しました。

 

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会談後、四野党は、共同記者会見を行いました。

は、まず「国際社会が外交的解決を模索しているさなかの北朝鮮の暴挙を厳しく糾弾する」と述べた上で、「閉会中審査には賛成だ」と表明しました。

「何のために閉会中審査を行うのか、立法府として、政府の対応を質して、こんにちの北朝鮮問題をいかに打開して、解決していくのが、政府の対応をただしていくのが筋である」と、「議長が発表した談話について、「政府の対応を高く評価する」「内閣と情報及び認識を共有するため」に、閉会中審査を求めるというのは、「如何なものか」と強調しました。

 

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四野党が、大島議長に「国権の最高機関の長として、臨時国会開会に尽力を求めてきたのに、談話で言及しなかったのは疑問」と述べしました。

さらに、安倍首相が「北朝鮮に対話の用意がないことは明らか」と発言し、対話の取り組みについて否定的な態度をとっていることに、「韓国、米国など国際社会が、対話による解決を呼びかけているときに、否定するのは問題だ」安倍政権の姿勢を批判しました。