「第34回春の古書大即売会」訪問
2016年05月1日
京都市左京区「みやこめっせ」で開催、恒例の「第34回春の古書大即売会」(5月1日(日)~5日(木))を訪問しました。
毎年のことですが、古書大即売会は「京都古書研究会」が行っているもので、広報の竹岡書店草木篤男さんなどから説明を受けました。
会場では、「熊本地震災害義援金チャリティー百円均一」も行われています。この催しは、阪神淡路大震災、東日本大震災のときも、救援活動として取り組まれています(写真左側が草木さんです)。
今回の出品の中で、私の目をひいたのは2件。一つは、京都で発行された古いチラシです。
もう一件は、キクオ書店の前田司さんから、説明を受けた「山城四季物語」です。
好事家には、とても嬉しいものだそうです。値段もなかなかです。
ここで描かれているのは千本閻魔堂(千本ゑんま堂 引接寺)の念仏の模様です。千本ゑんま堂は小野篁(802年~853年)が千本通に閻魔法王の姿を刻んだ祠を建立したのが開基と言われています。1017年に仏教寺院として開山されています。
今年も千本ゑんま堂大念仏狂言が1日~4日に開催されます。今年は「与平狐」という新演目が演じられます。
この「山城四季物語」は筆で書かれたものではなく、木版印刷だそうです。
次回古本まつりは8月11日~16日に下鴨神社で開催されます。