JCP京都「ボランティア&サポーター宣伝」に参加。

2023年03月6日

 

報告です。4日、京都駅八条口にあるイオンモール前で行われたJCP京都の「ボランティア&サポーターのチャット宣伝」に短い時間でしたが参加。

司会の竹川さん(写真左)の質問に答える形で、主に高学費問題についてお話ししました。

 

 

まず、竹川さんから「フランスの学費は2万円なのに、日本では100万円以上。なぜこんなに違うのでしょうか?」と質問。

私は「その根底には、教育費負担を『個人の責任』とする政府自民党の考えがある」と指摘。「受益を受けるのは学生個人であり、負担は当然との姿勢を取り続け、政府は異常な高学費問題を放置してきた。しかし、日本政府は、2012年、それまで『留保』してきた国際人権規約の『高等教育の前進的無償』の条項、国際条約を批准しており、政治の責任で学費無償化に足を踏み出す責任こそ果たすべきである。これをサボタージュしてきた政治の責任は重い」と批判しました。

 

 

また、竹川さんから「2日、自民党の調査会が、学生時代に奨学金貸与を受けた人が子どもをもうけた場合、返済額を減免することなどを柱とする提言が出されましたが、どう思いますか」との問いがありました。
「私は戦後生まれだが、戦前の国策としての『産めよ、増やせよ』という発想そのもので、いかがなものか」と端的に回答。
岸田政権が、『異次元の子育て支援』といっても、肝心かなめの高すぎる学費や貧困な奨学金の改善など、教育費負担の軽減については全く手を付けようとしない。ここに問題の本質がある。そのうえ、こんな時代錯誤の提案だ」と厳しく批判しました。

 

 

さらに、「財源はどうしますか」との質問には、「軍事費増強の時には『財源問題』を言わない政権が、学費軽減や社会保障の充実を言うと『財源がない』と言う
財源どうこうの話ではなく、憲法が保障した国民の教育を受ける権利をどう保障するかという問題だ」と強調しました。

最後に、「日本共産党の提言は?」との質問に、子どもの医療費や中学校給食の実施と無償化など、「子育て世代を社会全体で支えることが重要。大山崎町など、実際に実施している市町村もある」「この実現は、統一地方選挙でも重要な争点の一つ」と強調。地元選出の森よしはる府会予定候補(写真下)の勝利をと呼びかけました。

合わせて、自公政権の下で、学問の自由が脅かされている、政府が提出を狙う日本学術会議法改定案を許してはなりません。「総理大臣による学術会議会員候補の任命拒否を正当化する仕組みをつくろうとしている。第二次世界大戦の反省から学問の自由、学術会議の独立性を打ち立てた。これを崩そうというのはまさに戦争への道に通じる」と主張しました。

 

 

最後に、教育予算をOECDの平均並み増やすことが緊急に求められている。今述べたことを実現するためにも政治を変えようと訴えを結びました。