野党国対委員長会談//共同会見//定例会見

2021年04月29日

28日、国会内で野党国対委員長会談・連絡会(野国連)を開催。

はじめに、立憲民主党の安住淳国対委員長が、25日に投開票された3つの国政選挙での各党の協力にお礼を述べ、「野党共闘で結束して選挙戦をたたかったことが成果につながった」と強調しました。
私からは、「野党統一の候補の勝利を喜びたい。菅政権のコロナ対策の無為・無策、政治とカネ、強権政治に対する国民の審判であり、野党統一への期待の高まりを示した。来るべき総選挙での菅・自公政権を倒し、新しい政治をつくる一歩になった」と述べました。

3つの国政選挙の勝利は、野党の結束との認識で一致しました。さらに国会での共闘が大きな推進力になったとして、終盤国会にむけて、いっそう結束して対応していくことを確認しました。

 

 

安住氏から「予算委員会の集中審議を、5月10日に開催することを確認してきた」と報告がありました。

連休中に、まん延防止策問題については、野党の国会対策委員会として、国会で審議するという立場から、臨機応変に対応をしようと確認。

 

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野国連後の共同会見では、安住氏が報告を行い、3つの国政選挙結果をうけて「国会が発信源になって、エネルギーをつくることが、その地域で影響があるとの認識を共有したので、結束を深めていきたい」と述べました。

 

 

オリンピックの医療体制について、「担当大臣と都知事間で医療体制問題の責任をなすりあっているのは情けない」と指摘。「感染者を犠牲にして、オリンピックを優先するということはないと思うが、断じて、そういうことはあってはならない」と強調しました。

 

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私の定例の記者会見では、いつものように野党国対委員長会談・連絡会(野国連)の報告を行いました。

メディアの記者団からは「衆院の憲法審査会で5月6日に採決という動きについて」「参院の憲法審査会が開催されたことについて」「関西電力・高浜原発の40年を超えた老朽原発の再稼働について」「党首会談について」「オリパラの医療体制、開催について」などの質問がありました。

 

 

私からは、特に、憲法審査会について、「もともと、どういう経緯があって審議が止まっていたのかを思い出してほしい」と述べ、「自民党も含めたその他の与党が推薦した参考人の方々が『安保法制が憲法に違反する』と発言したところから始まっている」その結果、(憲法違反論の展開の下)自民党は一年半にわたって審査会の開催しなかったのです」と指摘しました。

そのうえで、「さらに、国民投票法改定案は、3年前、自民党が安倍改憲のために憲法審査会を動かす『呼び水』として提出してきたものだ」と指摘。

この間の憲法審査会における議論では、最低投票率やCM規制の問題など国民投票法の根本的欠陥が議論となり、「公職選挙法と横並び」でいいのかという問題が提起されていることを挙げ、「審議は尽くされていないし、(法案が)根本的に誤っていることがはっきりしている問題を脇において採決は許されない」と強調しました。