10日、野国連・共同ぶら下がり会見//定例記者会見

2020年06月11日

 

10日、早朝から、定例の野国連(野党国対委員長連絡会)を開催。

主な議題は、政府提出の第二次補正予算に対する対応について。
立国社と日本共産党が、補正予算の組み替え動議を共同提出することをまず確認。
10兆円の予備費は財政民主主義の観点から問題があるとして、1.5兆円に削減するよう求めることを確認し、予算委員会で動議として提出。

 

 

その上で、第二次補正予算への態度を協議。立国社は、予備費10兆円のうち5兆円分の使途を政府が明示したことを評価し、組み替え動議が否決されたら予算案に賛成の立場を表明。
日本共産党は、最大の問題は、10兆円を超える予備費であり、これを賛成するわけにはいかないと述べました。

 

 

最後に確認したのは、今後の国会運営に関わる問題です。政府・与党が、逃げるように国会のを閉じようとしているとし「#国会を止めるな」との運動を行い、会期の延長を提案していくことで合意しました。

 

 

安住淳立国社国対委員長は、野国連後のぶら下がり共同会見で「コロナ対策で提案した予算(要求)がおおむね盛り込まれた。10兆円の予備費に不満はあるが、賛成はやむを得ない」と語りました。

 

 

私は、同じ会見で、「組み替え動議を共同提出したことは重要な意義がある。政府提出の予算案には、雇用調整助成金の上限引き上げ、家賃補助、学生支援給付金など、不十分な点や問題点はあるが、この間の野党の追及と国民世論を反映しており、賛成できるものだ。しかし問題は10兆円の予備費が依然として残る。憲法83条が規定する財政民主主義の大原則を踏みにじるのであり、これを全会一致で通したとなれば国会の歴史に禍根を残すことになる。行政監視機能を果たすという国会の権能からも許せないことであり、反対する」と態度表明しました。

 

 

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定例会見では、野国連での「第二次補正予算組み替え動議」の内容と提出の重要な意義について報告。

同時に、政府提出の第二次補正予算に反対の態度と理由あらためて述べました。

 

 

記者団の質問に答えました。

第二次補正予算が衆院を通過したことへの受け止め、持続化給付金めぐる委託費に関わる経済産業大臣の責任は?、予算委員会における志位和夫委員長の質問と政府答弁について、那覇地裁の「2017年の国会召集拒否」裁判の判決についてどう見るかなどの質問がありました。